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7つのテーマで研究活動 -富士ゼロックス DSF
 
  富士ゼロックスのユーザー会であるDSF(DocumentServiceForum、中西秀彦会長)は、二月八日午後一時半から、東京・港区の品川インターシティ内「富士ゼロックスepicenter」で二〇〇七年度総会を開き、今年度は七つのテーマでビジネス&研究会活動を展開していくことを決めた。また、今年度で十周年を迎えることから、六月十日に十周年記念大会&中間発表会を京都グランビアで開催する。さらに、役員選定で、中西会長に代わって林田桂一氏((株)東京文久堂)を新会長に選任した。十周年記念大会で現役員との引き継ぎを行う。

 この日の総会には、会員企業のほか、入会予定のゲスト企業など五三社八〇人が出席。冒頭あいさつに立った中西会長は「当初から『単に講演会を開いて、宴会をするだけのユーザー会にはしない』と言い続け、会の活動に積極的に参加するのはもちろん、一定の結果を出すことが求められるなど、会員にとって非常にしんどい会だと思うが、十周年を迎えることができた。この間、いろいろ結果を出し続けてきたが、とくに大活字本活動は大きな社会的ムーブメントとなり、ODPを世界に知らしめる大きな役目を果たした。そのほかにも数々のデファクトスタンダードを提案してきた」と十年間の成果を強調した。さらに環境問題に触れ、「地球温暖化は産業活動による人為的なものであり、このままいけば二十二世紀には地球文明はないといわれている。地球環境にとってODPほどよいものはない。『欲しい時に欲しい物を欲しいだけ作る』のが、地球を存続していく力になる。環境に優しい産業としてODPを大いに推奨していきたい」と述べた。

総会のもよう
総会のもよう

中西会長を議長に選任して議案審議に入り、
  (1)二〇〇六年度活動報告
  (2)二〇〇七年度活動計画&理事会決議事項の承認
  (3)新会員の紹介
  (4)ビジネス&研究会チーム選定―
 などの上程議案を原案どおり承認した。

今年度のビジネス&研究会のテーマは
  (1)ユニバーサルデザイン(DSF社会貢献活動)
  (2)テクニカル研究会
  (3)経営者の会
  (3)チャレンジ07DSF
  (3)営業人材開発
  (3)カラーODPビジネス開発III
  (3)オンデマンド印刷&出版の未来II
 の七つ。
六月八日開催の中間発表会(京都グランビア)、十月十二日開催の第七回全国発表大会(軽井沢プリンス)で研究成果を発表する。

 十周年記念大会は、六月八日に京都グランビアで、中間発表会と合わせて開催する。これに伴い、DSF記念誌編集委員会を設立し、記念品や感謝状の贈呈などを検討していく。
さらに、社会貢献活動として、ユニバーサルデザイン本を全国の盲学校七一校に対して、十周年記念タイトルとして二冊単位で毎月継続して贈呈していく考え。DSFメンバー全体で取り組むため、ユニバーサルデザイン本委員会を設立し具体的な内容を検討していく。
なお、十周年記念イベントの実施に合わせて、二〇〇七年度のみ全会員に二万円の助成金を募る。 
総会終了後、特別講演会を挟んで、各ビジネス分科会の第一回ミーティングが行われた。
最後に富士ゼロックス(株)の岡村信興専務取締役がお礼の言葉、渡利孝由副会長が閉会あいさつを述べて終了した。このあと、会場を移して懇親会を開いた。

参加者全員がメダリストに
 特別講演会は、オリンピック金メダリストで日本体操協会副会長の塚原光男氏を講師に迎え「世界一のチームを作りあげた極意〜果てしなき挑戦」をテーマに行われた。塚原氏は、それまでの体操の常識を覆す、ウルトラCの大技「月面宙返り」の誕生秘話や、オリンピック史上初の五連勝を達成したモントリオール大会で団体金メダルを獲得するまでの経緯など、当事者ならではの知られざるエピソードを交えて紹介した。塚原氏は「ぜひ、この機会に実物をお見せしたい」と、モントリオール大会の団体で獲得した金メダルを持参し、参加者全員に直接触れさせてくれた。

新役員は次のとおり。
 ▽会長=林田桂一((株)東京文久堂) ▽副会長=米田和秀((株)日本工業社)
 ▽会計理事=鈴木俊哉((株)広工) ▽会計監査理事=生島裕久(オンデマンド印刷)
 ▽理事=中西秀彦(中西印刷(株))、渡利孝由(みつわ印刷(株))、
  安武史朗(熊本コピー(株))

 
資料提供:「日本印刷新聞 2007年2月28日」