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>サンライズ > PODで小ロットカラー強化 ワン・ストップサービス目指す 新事業領域への挑戦続く
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株式会社サンライズ
添田隆男 社長
創業者にあって事業継承者に足りないものに、総じて「気迫」を挙げる経営トップが多い。幾度の修羅場を潜り抜けた経験から来る迫力、鬼気ともいえようか。とにかく性根の据え方、執念が全く違うのである。
株式会社サンライズの添田隆男社長は創業して37年。この間、幾度のピンチを乗り越えつつ、新たな業務領域に挑戦し続けてきた。代表的な事業は、「薬価・薬効早見表」、「検査・疾病早見表」、「全国保険者番号簿」の出版と、小ロットカラー印刷である。試行錯誤を続けながらこれらの事業は発展し、同社の磐石の収益源となっている
都市型小ロットカラーを磨く企画から発送までの体制へ
都市型の小ロットカラー印刷を追求してきたサンライズは、現在、生産設備として菊半裁4色機、菊四裁4色機、菊半裁2+2色機、菊半裁2色機、菊四裁2色機、菊四裁1色機を揃える。ここ数年は後加工部門を拡充し、折り、断裁、綴じまで一貫生産体制を確立した。仲間仕事も多く、とにかくスピードが求められる小ロットカラーの分野で、後加工までの生産設備は急務だった。
それと並行してインターネットによる印刷物受注も開始。「印刷通販」と銘打ち、ネットでデータ入稿、納品する。決済は代引きやクレジットカード、銀行振込み。印刷はパック料金となっており、料金を明確化。デザインや企画会社の利用が多いという。
「印刷通販」に取り組んだのは新規顧客開拓につながるため。思いも寄らない企業や地域から受注がある。繰り返して利用する企業には営業担当者が訪問し、提案営業につなげている。とくに渋谷区を中心にデザイン、企画会社からの受注が増加したため、昨年12月には「代官山サテライトオフィス」を開設。顧客との打ち合わせや入稿の手続きに利 用しはじめている。
ドキュカラー8000デジタルプレス(手前)と奥がドキュセンターf1100GA
今年3月にはさらなる小ロットカラー印刷のサービス強化を目的に、富士ゼロックスのデジタル印刷システム「DocuColor 8000 Digital Press」、「DocuCentre 1100 GA」を導入。オフセット印刷にオンデマンド印刷を加え、より少部数への対応力を増した。営業担当者からは「まだ早いのでは」と提案されたものの、「オンデマンド印刷の外注費もかさんできたので調度よいタイミングだった」と新設備へのチャンレンジを決断。そしてこのオンデマンド印刷は次の布石として利用する手筈も考えている。
「当社は今まで編集・出版のノウハウはもっていたが、企画・提案部門がなかった。オンデマンド印刷を機会に企画・提案を強化したい」と、受注の間口を広げ、顧客との関係を太くする経営戦略を模索している。すでにブライダル関連で案件がスタートしつつあり、これがまとまれば数十部の小ロット印刷やバリアブル(可変)印刷といった新たな事業領域への足がかりともなる。
同社の工場は現在、東京・三ノ輪に集中しているものの、別の建物に分かれている。将来的にオフセット、オンデマンド、後加工などの生産拠点を一箇所に集め、同時に配送センターも設置。これにより、企画・提案から配送まで小ロット印刷を中心とした「ワン・ストップ・サービス」を整えるという。気迫の挑戦はまだまだ続く。
資料提供:
ニュープリンティング株式会社 月刊プリテックステージ増刊 2007年ビジネス編
DSF事務局
東京都港区六本木3-1-1 六本木ティーキューブ 13F
富士ゼロックス株式会社 販売本部 プロダクションサービス営業部 内 DSF事務局