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総会には全国から会員約50社が参加
中西会長
富士ゼロックスのユーザー会であるDSF(Document Service Forum、中西秀彦会長)は、2月3日、東京・港区の品川インターシティ内「富士ゼロックスepicenter」で2005年総会を開き、今年度は7つのテーマでビジネス&研究会活動を展開していくことを決めた。総会終了後、各分科会に分かれて第1回ミーティングが約2時間にわたって行われた。 総会に先立ち、あいさつに立った中西会長は「DSFが発足してちょうど5年目になり、この間、単なるユーザー会ではなく、ビジネス活動を展開していろいろな成果を上げてきている。とくに有名なのがユニバーサルデザインの大活字本で新聞などでも多く取り上げられた。今年も新たな勉強テーマを見つけてさらなる発展につなげたい。オンデマンド印刷に関してはこれまで拡大することだけを掲げていたが、今年、個人情報保護法が施行されると、単に拡大すればよいという段階から外れてきそうな動きも見せてきている。われわれはオンデマンド印刷分野のデファクトスタンダード作り(ルール作り)を目標としており、これをさらに進化させたい」と述べた。
このあと、中西会長が議長となって議案審議に入り、2004年度活動報告(会計報告、2005年度活動計画、役員継続の承認、新会員の紹介などの上程議案をいずれも原案どおり承認した。

2005年度のビジネス&研究会テーマは 【1】DSF社会貢献活動ユニバーサルデザイン・プロジェクトへの協賛 【2】DSFスタンダードDBの開発 【3】「NPO・アースディ大賞」ODP出版 【4】SFA研究会 【5】CVM活用したビジネスソリューション 【6】カラーODPビジネス開発U 【7】「プライバシーマーク取得と1to1」――の7テーマ。このうち、新たなテーマは「DSFスタンダードDBの開発」と「プライバシーマーク取得と1to1」の二つ。
「DSFスタンダードDBの開発」では、今までのノウハウを活かして、DSFスタンダードを目指しコラボレーションでシステム開発を行う。
「プライバシーマーク取得と1to1」では、個人情報保護法が四月から完全施行されることから、個人情報とオンデマンドビジネスの対応を考え、最終的にDSF独自のガイドライン策定を目指す。
このほかの継続テーマについて、「DSF社会貢献活動ユニバーサルデザイン・プロジェクトへの協賛」では、DSF独自のユニバーサルデザインによる社会貢献活動(大活字本も含む)を展開する。
「NPO・アースディ大賞」ODP出版では、NPO関連出版ビジネスへのトライアル展開として「アースディ環境大賞」でNPOとアライアンスで「愛・地球博」に参加する。
SFA研究会は、昨年完成した営業支援プログラムを会員企業で実践し検証する。
CVM活用したビジネスソリューションでは、新規ビジネス開拓および取引拡大を目指す。
カラーODPビジネス開発Uでは、昨年は自動車ディーラーをターゲットに新規開拓を行ったが、新しいターゲットとアイデアで新規開拓をめざす。

今年度は、6月8日にT-CUBEで中間発表会・合同研究会、10月21、22日に熱海で全国発表大会を予定している。
新会員は吉岡新氏(共立速記印刷株式会社)、横山明夫氏(株式会社トーチョウ)、根間利隆氏(根間印刷株式会社)、伊是名瑞子氏(株式会社翔コピーセンター)の四人。
また、会則改訂で、理事の任期を2年、3期以内とし最高で6年に規約を改定した。今期の役員は次のとおり。
▽会長=中西秀彦(中西印刷株式会社) ▽副会長=渡利孝由(みつわ印刷株式会社)▽会計理事=安武史朗(熊本コピー株式会社) ▽会計監査理事=河北喜十良(河北印刷株式会社) ▽理事=井料溪尋(株式会社プリコ)、林田桂一(株式会社東京文久堂)、鈴木俊哉(株式会社広工、新任)
総会終了後、品川プリンスホテルに会場を移して懇親会を開いた。


DocuColor 8000 DigitalPress を見学

分科会(上)のほか「ドキュカラー8000」の見学も行った(下)
DSFメンバーは、この日、epicenter内ショールームで、3月1日から発売されるカラー・オンデマンド・パブリッシング・システムの新製品「DocuColor 8000 DigitalPress」を見学した。
「DocuColor 8000」は、画像書き込み用の光源として独自開発の面発光型半導体レーザー(VCSEL)を採用。これは32本のビームを同時に照射することができ、描画の高密度化とプリントの高速化の両立を可能としている。これにより、カラーレーザーでは世界最高のリアル2400dpiというプリント解像度と、高速の毎分80ページというプリント速度を実現でき、これまで以上にオフセット印刷に迫る高品質のデジタルプリント機能を達成。また、一層の速度向上に耐えられるように、とくに用紙の搬送部、転写部、定着部の3つの工程機能を強化し、薄紙から厚紙までさらに幅広い種類の用紙走行安定性を実現している。
資料提供:株式会社日本印刷新聞社(「日本印刷新聞」2005年2月16日号)」