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富士ゼロックス株式会社が事務局を務めているドキュメントサービスフォーラム(=DSF、中西秀彦会長)は、六月八日に、富士ゼロックス内六本木T-CUBEで合同研究会の中間発表会を開催した。
会に先立ち挨拶に立った同フォーラムの中西会長は、「最近、リサーチの為に、オフセットとiGen3、DocuColor 8000デジタルプレスの印刷物三点を並べて顧客に見てもらっている。デジタル印刷機でもオフセット印刷と比べて遜色無いということを説得するために持って行っているのだが、それを見た顧客から、DocuColor 8000デジタルプレスの出力物の方がきれいに見えると言われることがよくある。それは、表面のキラキラとした彩度の高さを指しているのだろう。このようなことからも言えるように、我々は印刷の常識に囚われ過ぎているのではないだろうか。顧客が求める物、顧客の方を向いた印刷とは何かを考えて、その上でオンデマンド印刷・デジタル印刷で何ができるかを考えていくべきだと思う。そこで、このような会で新たにできること、求められていることについて考えていくことは大きな意味がある」と、同フォーラムの意義と方向性を表した。
今回の中間発表会では、@SFA研究会、Aアースディ環境大賞ODP出版、BカラーODPビジネス開発U、CDSFスタンダードDB開発、DCVM活用したビジネスソリューション、EPマーク取得&1to1――の六つのビジネス研究会/分科会での研究の後、各分科会からの発表が行われた。
その中の一つ、SFA研究会の中間報告では、これまで営業マンが経験と勘とコツで契約まで至っていたプロセスには何らかの法則があると着眼。その法則を知らないまま単純に営業していると、案件が賞味期限切れしてしまうことが多いと思われるので、そのプロセスをビジュアル化したチャートを作成することで、効率的な営業活動の支援をすると報告した。
また、DSFスタンダードDB開発の中間報告では、バリアブルプリントを皆で共有できるものにしたいという発想から研究をスタート。現在、各々の会社が独自の方法でバリアブルプリントを行っているが、超大ロットのバリアブルプリントの仕事が入り、協力会社と分けあって出力する場合、スタンダードDBがあれば問題無く仕事をこなすことができる。そのような観点から、現在、二社が提供するシステムを検証するとともに、一般的なはがき・年賀状ソフトを開発している会社にも声を掛ける方向性を確認。そして、誰にでも使うことができるレベルのシステムを発表していく姿勢を報告した。
資料提供:株式会社日本印刷新聞社(「日本印刷新聞」2005年7月9日号)」