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挨拶する中西会長
富士ゼロックスユーザーを中心にビジネスに直結する活動を展開している「DSFフォーラム」(中西秀彦会長)の全国発表大会が、10月21日、西熱海ホテルで開催された。
DSDFフォーラムは、メンバー全員が「参加できること」をコンセプトに活動を行っているが、今回は具体的にオンデマンド印刷技術を、活かす市場開拓への取り組みを多様な角度から模索するビジネス研究会の活動を報告した。
発表された内容は@「アースディ環境出版大賞」ODP出版ビジネス開発、ACVMを活用した企業戦略、BSFA研究会、CカラーODPビジネス開発U、DPマーク取得&1to1ビジネス、EDSFスタンダードDB開発、F「ユニバーサルデザイン本」DSDF社会貢献活動の七項目で、それぞれの研究会リーダー及び担当者が報告した。
小ロット・カラー化という市場の流れを受けて、オンデマンド印刷は普及の一途をたどっているが、オンデマンド印刷独自の付加価値の確立が求められている。今回のビジネス研究会の活動では、オンデマンド印刷技術に各社の強みとアイデアを加えることで、新市場獲得の可能性あるいは手法の確立という成果に繋げている。
研究発表された内容をみると、@のアースディ環境出版大賞は、オンデマンド出版市場を誘発する素材として賞を新設したことで試験的ではあるが受注を獲得、愛・地球博の正式プログラムとして認知さるという一定の成果を得た。ACVM(顧客価値創造マーケティング)の活用では、百貨店と葬儀業界という新たな市場の獲得に挑戦し、百貨店へのマーケティング展開でDM案件の受注に発展させた。
またBSFA研究会では営業活動の洗い出しと顧客深耕のための営業ツールを作成し、来年に繋げている。CカラーODPビジネス開発Uでは、スーパーニッチビネスモデルとして、和紙素材を採用したクリアフォルダーやミウラ折による商材を提案した。
西熱海ホテルで行われた研究発表会
EスタンダードDB開発では、バリアブル印刷を実現するソフト(モリサワ、スパイシーソフト、オブジェクティフルーン)を研究比較した内容を報告。Fユニバーサルデザイン本の制作では、大活字本を全国の盲学校へ配布、新たな需要拡大が期待されている。
なお、DPマーク取得に関しては、DSFフォーラム会員は基本的に個人情報保護へ対応することを目的としたガイドラインを策定、協力を要請した。
資料提供:「ニュープリンティング社(「プリテックステージニュース」11月5日号)」