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河北印刷株式会社は地元の伝統産業である京扇子の老舗・株式会社京扇堂と提携し、インターネット上で「オリジナル京扇子」の制作受注を行う新しいサービスを開始した。
河北印刷では7年前にオンデマンド印刷事業をスタート。昨年開催されたオンデマンドプリンティングアワードではデジタルプリント技術部門賞を受賞している。今回、開始された「オリジナル扇子」もオンデマンド印刷を利用したサービスとなる。

このサービスは個人や企業がコンピュータで作成したイメージデータをインターネットを介して受け取り、扇子に仕上げるというもの。このサービスを利用すれば世界で一つのオリジナルの扇子を簡単に作成することができる。

価格は一部だと4800円となるが、31部以上の注文では単価2300円となる(オリジナル扇子は全て白竹仕立て)。

従来、手書きの絵でオリジナルの扇子を制作するサービスは京扇堂ですでに始められていたが、インターネットを利用してパソコンで作成されたデジタルデータからオリジナルの扇子を制作するサービスは初めてとなる。しかもオンデマンド印刷を利用しているので一部からの作成も可能だ。また、河北印刷・京扇堂の両社は同様のサービスを団扇でも行っている。
京扇堂は創業一五八年、一方、河北印刷も創業明治三十九年の老舗である。京都の老舗企業が提携し、地元の伝統と新しい技術を融合させた新しいサービスを始めたことになる。

資料提供:「印刷現代8月号」