みつわ印刷は、カタログ、ポスター、PR紙、各種マニュアル、販促物を企画から印刷、加工、配送まで、高品質で行き届いたサービスの提供を目指して、一貫体制で展開している。そのため、印刷工程は、部数や内容、ニーズによってオフセット印刷あるいはオンデマンド印刷のいづれかを最適な方法で提案しているのも特長だ。
オフセット印刷では、CTPを駆使して製造コストの削減を図り、工程管理も徹底している。また、オンデマンド印刷を活用することで、初回はオフセット印刷で大量に作成し、増刷時には適量をオンデマンド印刷するなど、用途にあわせた柔軟な印刷工程が実現しているのである。
同社は、100%子会社の潟純^リクリエイティブと潟Gムアールピーと連携を図って業務展開している。ワタリクリエイティブは、ドキュメンテーションの作成・編集・管理からオンデマンド印刷サービス等を展開し、エムアールピーは印刷製品の在庫管理や出庫など物流部門を担当している。特に、エムアールピーでは、少量多品種の製品をセット配送する「アッセンブリー」にも対応しているので、効率的な物流が可能だ。
オンデマンド印刷の活用は、在庫管理が不要で、再版リスクも少なく、製版及び刷版工程がないために印刷の初期費用も抑えることが可能だ。特に、同社では出版市場に対応したオンデマンド印刷を積極的に展開しており、最近では、潟rブロポートが展開している書籍販売サイト「エリバ」の事業にも参画し、オンデマンド出版事業に協力している。
また、教材向けのオンデマンド出版や弱視者向け大活字本のオンデマンド出版にも独自に取組んでいる。いずれも初版は一定の大量部数で制作し、第二版からは適宜オンデマンド印刷で制作するというニーズがある。中でも弱視者向け大活字本のオンデマンド出版は、1冊からの配布に対応しているので、これまで高額だった大活字本を気軽に弱視者に提供できるということから、新たな読者層の開拓が期待されている。
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