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トップページ > 会員各社の事例紹介 > みつわ印刷株式会社 > 創立40周年迎える -記念祝賀パーティに130人- 盲学校へUD本を寄贈
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創立40周年記念祝賀パーティーのもよう
昭和41年2月に渋谷区神宮前で創業し、今年で創立40周年を迎えた、みつわ印刷株式会社(本社・東京都江東区深川2-13-9、渡利敏弘社長)は、5月28日、東京・芝公園の東京プリンスホテル「プロビデンスホール」に取引先、関連業者ら130人を招待して「創立40周年記念祝賀パーティー」を盛大に開いた。これに合わせて社会貢献活動の一環として、オンデマンド印刷技術を使って製作した拡大図書40タイトルを筑波大学附属盲学校に寄贈した。
記念祝賀パーティーは、鈴木治彦氏の司会進行で午後六時に開会した。

はじめに、渡利社長が大要次のとおりあいさつした。「昭和56年に小森の印刷機スプリント23Cを導入して軽印刷から本格的なオフセット印刷に進出したことが昨日のことのように思い出される。その後、技術革新、デジタル化と急ピッチで進行し、平成九年に富士ゼロックスのDocuTech 135を導入してオン・デマンド・パブリッシング(ODP)サービスを開始した。現在は、オフセット印刷とオンデマンド印刷のコラボレーションを推進し、雑誌、教科書類の印刷物を創出している。また、40周年を迎えて、社会貢献活動の一環として筑波大学附属盲学校に拡大図書を贈呈したい。本日、お集まりいただいた印刷機械メーカー、販売会社、協力会社のお陰で、技術指導はもちろん、大変なご支援、ご協力をいただきこの日を迎えることができ、本当に感謝している。本日は皆様への謝恩会だと思っているので料理と音楽で最後まで楽しんでもらいたい」

渡利敏弘 社長
渡利孝由 常務
来賓祝辞では、富士フイルムロジスティックス株式会社・玉屋喜康専務取締役が「富士ゼロックスグループは、企業として強く、社会に貢献するやさしさがあり、従業員にとって面白く、楽しい企業を目標としているが、みつわ印刷の足跡を見ると、すでに手中に収めている。オンデマンドアワードを2度受賞した高い品質、渡利社長のODPビジネスをさらに追求するという明快な目標、拡大図書を通した社会貢献、従業員の明るさがあるからこそ40年が迎えられた。さらに、渡利常務の50年に向かって、ユニバーサルデザインのニーズを開拓していくというチャレンジ精神は私たちにとっても非常に示唆を与える」、株式会社小森コーポレーション・小森善治社長が「25年前に当社のスプリントを納入させていただき、以来、10数台納入させていただきお礼申し上げる。みつわ印刷は大変素晴らしい経営をされている。それも渡利社長の強いリーダーシップと仕事に対する情熱が素晴らしい。感心するのは、いつも最先端の技術の方向性を探り、業界の中でいち早く取り入れて経営に取り入れている。その一方で、業界発展のため、渡利社長は東印工組江東支部長はじめ役員を務められ、われわれも大変ご指導をいただいている。50周年、60周年に向けてさらに発展されると思うが、ぜひとも業界の発展のためにもご指導いただきたい」と述べた。
このあと、創立40周年記念の社会貢献活動として、筑波大学附属盲学校に文字の大きさを22ポイントに拡大した拡大図書40タイトルを寄贈することについて、渡利孝由常務取締役が「DocuTechのユーザー会であるDSFで、五年前から分科会活動の中で大活字本を取り上げ、3年前から名古屋盲人情報文化センターや筑波大学附属盲学校はじめ全国の盲学校に大活字本を寄贈させていただいた。私も盲学校を何度か訪問させていただき、生徒が本を読んでいる姿を見るたびに、できる限り続けたいと思っていたので、40周年の節目に、筑波大学附属盲学校へ拡大図書40タイトルを寄贈させていただいた」と経緯を説明。

筑波大学附属盲学校の宇野教諭(中央)に拡大図書の目録を手渡した。
このあと、渡利常務から筑波大学附属盲学校の宇野和博教諭に目録が手渡された。これに対し、宇野教諭は「このたび、拡大図書40タイトルをご寄贈いただき感謝申し上げる。盲学校は全国に71校あり、大抵、目の見えない子供たちが点字で勉強していると思われる方が多いが、実は見えにくい子供たちの方が多い。全国に視覚障害者手帳を持つ人が約30万人いるといわれているが、その7〜8割が弱視の方である。弱視の読書や学習というのはこれまで置き去りにされ、点字や盲導犬に社会的な目が注がれていた。これから、いろんな意味でバリアフリー、ユニバーサルデザインを考えていく際に、やはり教育の現場でも子供たちの読みやすい本や教科書を揃えていきたいといろいろな運動をしてきた。その中で渡利社長と巡り合い、このようなお話をいただき本当に有難く思っている」とお礼を述べた。
祝電披露ののち、元NHK政治部長の飯島博氏が「さらに50年、60年と清々発展して、人類のために誇りを持って、業界のために活躍されることを心から祈念している」とあいさつして乾杯した。
祝宴では、元タカラジェンヌのちあきしんをボーカルに迎え、エレクトーン奏者の仁科愛とインプレッションズとの生演奏など、豪華ディナーショーを9時過ぎまで楽しんだ。
東京都江東区深川2-13-9
TEL 03-3630-9211 FAX 03-5245-7295
http://www.mpg.co.jp
資料提供:「株式会社日本印刷新聞社(「日本印刷新聞」2005年6月11日号)」