DSFの概要 理事からのご挨拶 研究会のご紹介 研究会の活動紹介 会員のご紹介 アーカイブコーナー
トップページ > 会員各社の事例紹介 > みつわ印刷株式会社 > オンデマンド出版死s上を開拓 個人向け日記、大活字本などで特化
DSFとは
組織体制
会員要件
活動内容
デファクトスタンダード
研究会の運営方法
事務局の役割


渡利敏弘 会長
みつわ印刷は、カタログ、ポスター、各種マニュアル、販促物等を企画から印刷、加工、配送まで一貫体制で対応している。特に印刷工程に関しては部数や顧客ニーズに応じてオフセット印刷あるいはオンデマンド印刷のいずれか最適な方法で提案しているのが特長だ。現在は、オフセット印刷機5台と、5月に導入したDocuColor 8000 Digital Pressを加えたオンデマン印刷機5台(モノクロ3台、カラー2台)が稼働している。
オフセット印刷では、CTPシステムを採用することで製造コストの削減を図り、工程管理も徹底している。加えてオンデマンド印刷を併用することで、初回はオフセット印刷で大量に作成し増刷時には適量をオンデマンド印刷する、あるいは初期見本はオンデマンド印刷にして市場の反応を確かめてから印刷方法を変更するなど、市場ニーズに合わせた制作を行っている。
オンデマンド印刷を併用することで在庫や再販リスクも削減でき、CTP化により製版及び刷版工程がないため印刷の初期費用も抑えることができる。
また、ドキュメンテーションの作成・編集・管理からオンデマンド印刷サービス等を展開する潟純^リクリエイティブと、印刷製品の在庫管理や出庫など物流部門を担当している潟Gムアールピーと連携を図ることでクオリティの高い印刷提案が可能となっているのである。特にエムアールピーでは、少量多品種の製品をセット配送する「アッセンブリー」にも対応しているので、より柔軟な顧客ニーズに対応することができる。 同社では出版市場に対応したオンデマンド印刷を積極的に展開しており、潟rブロポートが展開しているオンライン書店、サイト「エリバ」(http://www.eliba.com/)の事業にも参画、オンデマンド本の制作を行っている。
効率的な印刷ソリューションの提案でオンデマンド印刷を活用
オンデマンド本の制作では、弱視者向け大活字本の制作にも取り組んでいる。いずれも初版は一定の大量部数で制作し、第二版からは適宜オンデマンド印刷で制作するというニーズがある。
富士ゼロックスユーザーによるDSFフォーラムの一事業としてスタートしたオンデマンド印刷による大活字本の制作は、これまで高額だった大活字本を手軽に提供できる手法として注目されている。加えて最近では、弱視者以外に肢体不自由児や高齢者向けとして再認識されており、新たな市場拡大も期待されているのである。
同社独自の展開としては、全国の図書館へも大活字本を配布しているほか、日記コミュニティサイト「ちびっき」でユーザーが日記形式で綴ったデータをオリジナル本にするサービスや、会員毎に定期的に配布される占い本の制作なども行っている。
ニーズの多様化、小部数化へと印刷市場も変化をみせており、パーソナルな情報を提供する方向へマーケティングもシフトする時代を迎えている。オンデマンド印刷を活用することで制作の効率化と効果的な印刷物を提案しているのである
東京都江東区深川2-13-9
TEL 03-3630-9211 FAX 03-5245-7295
http://www.mpg.co.jp
資料提供:ニュープリンティング株式会社発行「月刊プリテックステージ 増刊
前期編『伸びるオンデマンド印刷』」より