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DSFとは
組織体制
会員要件
活動内容
デファクトスタンダード
研究会の運営方法
事務局の役割
2007年DSF全国発表大会in 軽井沢 2007年10月12日(金)軽井沢プリンスホテルウエストにて


 
 会長挨拶・事務局挨拶
   会長挨拶(株式会社東京文久堂林田桂一氏)
   事務局挨拶(富士ゼロックス株式会社森俊宏)
 研究会活動発表会
   営業人材開発(株式会社日本工業社米田和秀氏)
   営業人材開発(東陽青写真工業株式会社亀田直樹氏)
   カラーODP ビジネス開発(石川特殊特急製本株式会社石川幸二氏)
   テクニカル研究会(Web サービス)(株式会社トーチョウ横山明夫氏)
   オンデマンド印刷&出版の未来U(みつわ印刷株式会社山田歳治氏
   チャレンジ07 - DSF(有限会社オンデマンド印刷生島裕久氏)
   経営者の会(株式会社富士ゼロックス総合教育研究所吉岡七五三)
   DSF 社会貢献活動/ユニバーサルデザイン本(株式会社東京文久堂林田桂一氏)
   DSF 社会貢献活動/ユニバーサルデザイン本(みつわ印刷株式会社渡利孝由氏)
 富士ゼロックス株式会社社長ご挨拶
   富士ゼロックス株式会社山本忠人
 

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会長挨拶(株式会社東京文久堂 代表取締役社長林田桂一氏)
株式会社東京文久堂 代表取締役社長林田桂一氏
株式会社東京文久堂 代表取締役社長林田桂一氏  
会長になりまして初めての挨拶ということで、非常に緊張しております。発表大会と言いますと、社長の皆様は色々な業界のお話を沢山されて、非常にタメになるかと思うのですけれども、私がこの業界の話をするとタメにならないと思いますし、皆様のこの半年間で培ってこられました研究発表をじっくり聞く為にも、挨拶は短めと心得ております。
皆様の内容を十分にチェックして、来年の研究をどうしたら良いかということを考えながら聞いていたいと思っております。これから、長時間に渡って発表があるかと思いますが、ちゃんと発表を聞いて頂きたいと思っております。私も今日は一生懸命勉強をしたいと思います。発表の後は懇親会もありますので、是非楽しんで行って頂きたいと思います。それでは、全国発表大会を始めたいと思います。
 

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事務局挨拶(富士ゼロックス株式会社 プロダクションサービス営業部部長森俊宏)
富士ゼロックス株式会社 プロダクションサービス営業部部長森俊宏
富士ゼロックス株式会社 プロダクションサービス営業部部長森俊宏  
気候の良い軽井沢に集まって頂きまして、皆様から非常に中身の濃い発表をお聞きできるという事で大変嬉しく思っております。分科会の活動の中で、イベントを企画して頂いたり、色々な形でミーティングを開いて頑張って頂いたようですので、成果を楽しみにしております。
今日は、既にご存知の方もいらっしゃいますかと思いますが、実は私ども富士ゼロックスのサプライチェーンに関する「富士ゼロックスグローバル共栄会」の会合が隣の会場で開催されております。流通でもデジタル化、ユニバーサル化、そしてシームレスなワンフローの実現、そしてデファクトスタンダード化という事に取り組んでおりますが、まさしく、世の中がこういう動きに本格的になってきていると感じております。DSFの皆様はこういう流れの先行者として、今後とも大きく成長して頂きたいと思いますし、私ども富士ゼロックスとしても、全力でご支援させて頂ければと思います。
また、今年の6月に社長に就任しました山本が、共栄会の会合に参加するにあたって、DSFも会合があるという事を伝えましたところ、是非ともご挨拶をさせて頂きたいという事になりましたので、この後、ご挨拶の時間を頂いております。皆様、よろしくお願い致します。
 

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営業人材開発(株式会社日本工業社 代表取締役社長米田和秀氏)
株式会社日本工業社 代表取締役社長米田和秀氏
株式会社日本工業社 代表取締役社長米田和秀氏  
皆様こんにちは。林田会長も緊張しているということでしたが、研究発表のトップバッターという事で私もいささか緊張しております。私どものテーマ「営業人材開発」は中間発表の時にも申し上げましたように、この数年間ずっと研究を続けてますCVMが元になっておりますが、今回は特に営業人材という事に絞って研究をしてきました。
今までの研究でわかったことは、営業だけが頑張っても、結局、会社全体にそれが浸透せず、営業の徒労に終わってしまうということです。実際に営業本人がすり切れてしまった、というような事も起こっております。そういう状況の中、この営業人材開発のメンバーにも、最初は一生懸命になれない人も居まして、なんと発表を聞いて頂きたいと思っております。私も今日は一生懸命勉強をしたいと思います。発表の後は懇親会もありますので、是非楽しんで行って頂きたいと思います。それでは、全国発表大会を始めたいと思います。かなか参画する事が難しいとも思いましたけれど、最終的には営業人材開発という、1つのテーマにして会社全体にどう定着浸透させるか、それをどういうツールを使ったりすれば良いか、という研究に至りました。
今回は、新メンバーに非常な逸材を見つけましたので、詳細の発表はそのニューフェイスにやって頂こうと考えております。それでは早速、営業人材開発研究会の発表を東陽青写真工業株式会社の亀田さん、よろしくお願い致します
 

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営業人材開発(東陽青写真工業株式会社   取締役事業部長亀田直樹氏)
東陽青写真工業株式会社  取締役事業部長亀田直樹氏
東陽青写真工業株式会社 取締役事業部長亀田直樹氏  
私ども営業人材開発研究会のテーマですが、BSC(バランススコアカード)を用いて、オンデマンド印刷機の稼働戦略展開を研究しております。そして、それを自社へと活用しまして、人材開発はどういうものなのかを考えていきます。言い換えますと、オンデマンド印刷機の戦略展開を考える事で、オンデマンド印刷機を回すために必要な人材開発のスタンダード作りを出来ればと考えています。
BSCをご説明しますと、まず、2〜3年後の目標であるビジョンを作り、それを具体化させるための戦略を立てます。そして、このビジョンと戦略を「財務」「お客様」「社内プロセス」「学習と成長」の4つの視点から捉え、プロジェクトを確実に遂行していこうという経営方法になります。今回はこの中の「学習と成長」についてフォーカスしまして、戦略別に人材開発や成長について研究し、フィードバックしました。そして、この半年の研究で戦略を社内展開するツールとして、BSCは非常に有効だということが分かりました。今回どうしてこういう形を取ったのかと申しますと、米田リーダーのお話にもありましたが、いきなりCVMを展開しても、社長の意見や戦略を社員に浸透させるのが非常に難しかったので、まずはそこをどうにかしたい、それにはBSCが非常に良いツールではないか、社員教育において即効性のある有益な切り口や諸条件を提言できるのではないか、というところから研究する事となりました。
具体的には、元となるビジョンと戦略を設定し、先の4つの視点から戦略マップを描く事によって、戦略展開を可視化します。そして、そのマップから戦略展開書を作成し、コンピテンシーの強化を達成する為に、遂行する先行指標を作ります。恐らく、漏れなく全ての条件が出せると考えております。しかし、BSCはビジョンと戦略がなければ何も作れないと言う問題点があります。この問題点を解決するためには、マーケット・リーダーの法則というのを利用します。これにより企業の位置づけが良くわかり、ビジョンと戦略の設定ができます。
今年は具体的な成果をお見せする事が出来ませんでしたが、2〜3年後をめどに、DSFメンバーにとって、より良い戦略展開の手助けとなるような研究発表を目指して続けていきたいと思います。なお、BSCは「印刷創世研究会」で6ヶ月の研修がございますので、皆様よろしくお願い致します。
 

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カラーODP 商材開発(石川特殊特急製本株式会社  執行役員東京支店支店長石川幸二氏)
石川特殊特急製本株式会社  執行役員東京支店支店長石川幸二氏
石川特殊特急製本株式会社 執行役員東京支店支店長石川幸二氏  
中間発表ではDMに花の種を入れて、水をやれば花が咲くという案だったのですが、色々調べてみたら非常に難易度が高かったので、今回は香料のマイクロカプセルを使用した香る商材としました。先日のIGASでも、出力した後に加工付加価値を出す商材が多く出展しておりまして、それが、今回の香る商材にする決め手となりました。お配りしたサンプルにメモがありますが、これは実際に長谷工システムズさんが販売したパラパラメモです。非常に完成度が高いと思いまして、こういう商材もあるということで参考出品しました。
香る商材としてはカレンダーを作ったのですが、カレンダーは写真の横にある円形の部分を軽く擦ると、イメージに合わせた香りが出るようにしました。分かりやすいのはラベンダーなどの花ですね。その他に名刺も作ったのですが、香りのする名刺も悪くないなと思いまして作りました。サンプルは肩書きも何もないDSFの名刺です。香りは6カ月間位はもつと思います。
この4年間、商材開発をやってきて、アイデアもかなり尽きてきております。いつもは中間発表で大体商材ができてますので、発表大会までには仕上げるだけだったのですが、今回は中間発表までに漠然とした商材しか決まっておりませんでした。そこからラストスパートで何とかここまで形にはしたのですが、商材開発の研究は今回で一旦終了したいと思います。
当社の今後の展開としては、WebtoPrintをやっていければと思ってます。次にやってみようと思っているのが画像ビジネスで、先日、検証をするために機械も買ってチャレンジしていますが、なかなかうまくいきません。画像の世界はまだまだ伸びるといわれていますが、どういう商材ができるかというのは、また来年頑張っていきたいと思います。
 

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1)テクニカル研究会(Web サービス)(株式会社トーチョウ 代表取締役社長横山明夫氏)
株式会社トーチョウ 代表取締役社長横山明夫氏
株式会社トーチョウ 代表取締役社長横山明夫氏  
中間発表後に研究会を2回やりまして、色々と議論をしました。結論から申し上げますと、新しいシステムの構築、アウトラインの設定が我々のミッションだったのですが、そこまでいきませんでした。しかし、この1年間の研究でウェブサービスということは何なのか、効率的なウェブサービスをお客さまに提供するには、どういう考え方をすべきなのか、そういう輪郭は見えたかなという感じです。本日は1年間を振り返って、どんなことを考えながら活動したかを発表させていただきたいと思います。
まず、今年度のビジョンですが、ウェブサービスを中心としたデータ作成システム研究ということでスタートしました。当初はフリーフローウェブサービスの実証、活用方法の問題点はどこか?という議論だったのですが、一番最初に上がった話題が、ウェブサービスはBtoBなのか、B to Cなのか、という事でした。もちろんB to Cのサイトやサービスは多いのですが、我々がビジネスをするにはBtoBのウェブサービスだろうということで、こちらにフォーカスをしました。
第1回目の研究会でウェブサービスの現状把握をし、そこから分かる問題点を挙げようとしたところ、現在のサービスは非常に完成度が高く、大きな問題点は無いといった印象でした。気になる点としては、イニシャルコストやランニングコストが非常に高く、我々がウェブサービスでビジネスをする場合、ROIが本当にあるのか?ということが問題として出てきました。そして、現実的なウェブサービスはどうなのかを議論したのが中間発表までの段階です。
そして、今までの研究結果をまとめますと、我々が今後ウェブサービスを提供するにあたって、3つのポイントがあるかと思います。
まず、先に話しましたが、我々のウェブサービスはB to Cであり、その中に自社商品の販売戦略が入っていなければならないという事です。もちろん、ウェブサービスを提供すること自体が他のサービスと差別化になりますし、自社の効率化、クライアントの効率化、そして、サービスのグローバル化へのステップ、という面もあります。
次に、クライアントごとにオリジナルのサービスを提供し、それがドラスティックな効率化にならなければいけないという事です。お客様としてはコストをかけて新たなサービスを導入するわけですから、お金で換算できて、かつ、期待以上のものが提供できなければ、採用されることはないと思います。
最後はこの2点を実現するための事ですが、お客様にしつこい程ヒアリングをし、お客様の現状を良く把握した上で、サービスを提案していくという事です。
冒頭で申し上げたように、今年は具体的な結果は出せませんでしたが、今後、ウェブサービスをどう運用していけば良いのか、という非常に有意義なヒントは掴めましたので、これから本格的に生かしていきたいと思います。
 

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オンデマンド印刷&出版の未来U(みつわ印刷株式会社 業務部次長山田歳治氏)
みつわ印刷株式会社 業務部次長山田歳治氏
みつわ印刷株式会社 業務部次長山田歳治氏  
オンデマンド印刷と出版の未来Uということで、昨年はオンデマンド印刷の現状がどうなっているかを研究しました。そして今年は中西リーダーの提案で、最新のオンデマンド機器等を紹介するセミナーを開きました。実は5年前にも一度セミナーを開いたのですが、今年、もう一度やろうという事になりましたので、そちらに力を入れていました。
今回のセミナーは9月14日の金曜日に品川のepicenterで13時半〜17時半までやりました。勧誘方法は中間発表大会の時にもお話しましたが、首都圏の出版社や大学の出版部へDM発送と、デジタルコミュニケーションズの福重社長にご協力頂き、メールで4000社にセミナーの紹介をしました。最終的には50社71名の方にお申し込みを頂き、当日は41社53名にお越し頂きました。
内容としては、まず第1部として中西リーダーの講演「無在庫出版への挑戦」を約1時間。第2部ではオンデマンド印刷の具体例として、研究会メンバー8社で各10分程度、事例紹介をしました。そして第3部として、iGen3やDocuColor8000のデモンストレーションを行いました。デモの後には商談コーナーを設け、商談もいたしました。セミナーの最後にはアンケートも書いて頂いたのですが、45名の方にアンケートにお答え頂けました。
アンケートの内容ですが、オンデマンドを完全な受注生産方式と見る方が全体の57.8%で、用途としては自費出版や特定向け出版などの分野で使えるという答えが多かったです。また、在庫削減や品質、コスト面でオンデマンドに期待しているというご意見も多く、大半の方がオンデマンドに好印象で、印字品質も問題なく、速度も速いという感想でした。中には、iGen3があればオフセットは不要と感じた方もいらっしゃいました。
個人的な感想ではありますが、5年前は、まだ機械や技術の成熟度が低く、お越し頂いた方々は消化不良な状態で帰られたという印象でしたが、今回は皆様に何かを掴んで帰っていただけたのではないかと感じました。
 

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チャレンジ07 - DSF(有限会社オンデマンド印刷 専務取締役生島裕久氏)
有限会社オンデマンド印刷 専務取締役生島裕久氏
有限会社オンデマンド印刷 専務取締役生島裕久氏  
  私達の研究会は4人しか居なくて厳しい1年だったのですが、人数が少ない分、研究会の出席率は100%で1年間ちゃんとやりました。まずテーマですが、Web入稿、受注管理・業務工程の自動化です。これに関して、富士ゼロックスさんのFreeFlow、パイオニアメディアクリエイツさんの印刷オンライン受注システム、そしてPress-sense社のiWay、この3つの商品を調査いたしました。
コストの話をしますと、FreeFlowは基本のセットが500万円位しまして、コスト的には非常に高い商品でございます。そして2つ目のパイオニアメディアクリエイツさんのシステムは、導入コストは60万円程度で一番安いのですが、カスタマイズをするともうちょっとかりそうです。そしてiWAYは250万円〜300万円ぐらいの商品でした。
各商品の特徴としましては、iWAYはバイヤーとプロバイダー、つまり、お客様と我々を結ぶ事に重点を置いた商品になります。ビューワーをお客様に提供して、在庫状況をご案内するといったように、お客様に一歩突っ込んだ商品になってます。次にFreeFlowですが、実はシステムの基本エンジンはiWAYでした。受注行程のエンジンはiWAYを使っています。独自機能の部分としては、ProcessManagerを含んでいる部分です。要するに行程管理の機能が追加されています。それからRDO管理ができること。RDOファイルは皆様お使いだと思うのですけれども、そのファイルからDocuTechやColorDocuTechに出力すれば非常に便利かなと思います。そしてジョブチケットのサポートです。例えば、トレイセットとかそういう機能まで、メンテナンス管理の機能があるということで、非常にDocuTechに精通したコンポーネントになっています。その他、VIPTもサポートしているそうです。最後にパイオニアメディアクリエイツさんのシステムですが、なんと言っても導入コストが安いですね。それと、追加コストはかかりますが、カスタマイズにより既存のワークフローに導入しやすい点も特徴の1つです。
研究結果をまとめますと、本格的に導入となると、現在確立されているワークフローを一度ーフ・プロデューサー吉岡七五三見直すほど大変な勉強をしなければならないので、やはり我々中小企業としては、今後のウェブサービスの入門という位置づけで本格化までの間に習熟システムとして利用するのが良いのではないか、という結論になりました。
 

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経営者の会(株式会社富士ゼロックス総合教育研究所 チーフ・プロデューサー吉岡七五三)
株式会社富士ゼロックス総合教育研究所 チーフ・プロデューサー吉岡七五三
株式会社富士ゼロックス総合教育研究所 チーフ・プロデューサー吉岡七五三  
経営者の会は、儲けの構造研究会というような別名でやっております。商売にはヒントがあって、それを実行する力が儲けに繋がると、それを身につけようという研究会です。自社の企業価値を高めるため、互いに切磋琢磨する会、社員の声、経営者の声、声がけ等から課題を抽出し、課題提出のために衆知を集め、あるべき姿を追求すると。こういう目的の中で、毎月集まってやっております。
活動シーンなんですが、今のところは「理論実務の融合による富士ゼロックス人とコラボレーション」というのが非常に多いです。月に1回、3カ月位で1シリーズ3〜4回の研修会をやっておりますので、ぜひ時間のあるときには寄っていただきたいなと思っています。
昨年9月からは「コーチング」を3回やりました。ある社長の話では、コーチングで学んだ通り、やっと家族との対話が始まったという話もあります。そういう方は社員の話も良く聞けるようになったというので、非常に好評な人気シリーズでございました。今年度に入ってからは、「カラー研究会」をしました。この回は、ドキュメントをモノクロからカラーにすることで付加価値を付け、さらにそこから提案型営業が出来る人材を育成するのが目的でした。これも非常に良かったんじゃないかなと思っています。
6月には「エリアマーケティング」の研究をしました。これは国勢調査のソフトで、郵政をベースにして、その地域の所得はどれくらいか、年齢層はどれくらいか、小学生のいる家庭はどのくらいあるのか、そういう地域マーケットをピックアップしてエリアマーケティングのあり方の研究会です。
そして現在、9月からですが「紙とデザインの融合」ということで、オンデマンドの制作現場では、プロはどのような材料を使って制作しているか、そしてどうアピールするかというような話をしました。、これも参加した皆様に非常に好評を得て、もう一度やりたいなという意見も出ています。
経営者の会は毎月ずっとやっておりますので、これからも社長たちが求めている何かをピックアップして、やっていきたいなと思っています。今後も毎月、下旬に研究会を開いておりますので、皆様、是非参加してください。
 

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DSF 社会貢献活動/ユニバーサルデザイン本(株式会社東京文久堂 代表取締役社長林田桂一氏)
株式会社東京文久堂 代表取締役社長林田桂一氏
株式会社東京文久堂 代表取締役社長林田桂一氏  
  以前からDSFの会員の方はご存じかと思いますが、最近、新たに入会された方々は恐らく内容をご存じでないと思いますのでご説明しますが、社会貢献活動研究会はこの数年間、筑波大学附属盲学校に大活字本の寄贈を続けてます。また、筑波大学の他に九州の盲学校にも大活字本を納めてます。
今までは、芥川龍之介や太宰治など、著者が50年以上前に亡くなって、著作権がフリーになっている作品を、インターネット上の青空文庫から大活字本にして寄贈してましたが、著名な作品は大活字本にして納めてしまったので、これからどうやってコンテンツを増やしていくか、という問題も最近は出てきています。
コンテンツの問題の他にも、中間発表でもお話しをしたのですが、これからは、この活動を全国の盲学校にしていかないと、もっとアピールできないんじゃないかと思いまして、全国71の盲学校に中間発表大会の時にサンプルを送りました。各学校には、これから大活字本を寄贈していきたいと思ってます。まずは青空文庫からと思ったんですけど、たまたま筑波大学の宇野先生に良い材料を頂きまして、漢字の本を作る事にしました。
漢字に非常に弱い知覚障害者の方々向けに、北海道のボランティア団体が漢字の本を作られており、そのデータを提供して頂ける事が決まりました。先日からやり取りをしているのですが、やっと中学校向けのデータが3つ出来上がりました。各学年1冊ずつ3冊はサンプルをつくりました。これから小学校1年生から6年生向けまで、合計9セットを作りたいと思います。
小学校向けと中学校向けは作ってますが、高校向けはどうしようか、という話も出てきています。今、日本には憲法が108条ありますが、今年から来年にかけて憲法の改正案とか、そういうものも出てくるんじゃないかと思ってますので、それが出揃ってから、憲法の条文と解説文を大活字本にして、小中学生向けと合わせて合計10セットを71の盲学校に納めていきたいと思ってます。
今後も貢献活動を続けていきますので、皆様もご協力のほど、よろしくお願いします。
 

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DSF 社会貢献活動/ユニバーサルデザイン本(みつわ印刷株式会社 代表取締役社長渡利孝由氏)
みつわ印刷株式会社 代表取締役社長渡利孝由氏
みつわ印刷株式会社 代表取締役社長渡利孝由氏  
  今日は皆様にお願いがあります。何年か前にお話はしたと思うのですが、この度、教科書改正法案が通りまして、弱視者向けに教科書が何冊か支給されるようになりました。そして去年、文部科学大臣から教科書関係の出版元に対して、知覚障害者だけではなく点字や音声本に対しても、できるだけ著作権を外してくださいというお願いの文書が出ました。しかし、これは大臣がお願いしただけで法案があるわけではないので、筑波大学の宇野先生が中心になって、是非教科書バリアフリー法というものを国会で作ってもらえないかと、現在働きかけています。
具体的には点字教科書、大活字本、それから音声の教科書に対して著作権を提供してくださいといった内容です。そして、その予算は国が持ちます、という法案です。今回の教科書改正法案は、ある一部の限定されたものにしか適用されていませんので、教科書バリアフリー法を国会で通してもらえれば、幅広い障害者に対しての教科書が提供できますので、DSFとしてこの法案に賛同して欲しいということなのです。(満場一致で賛同)
それでは手続きを取らせて頂きます。法案の詳細は皆様にメールでお送り致しますので、読んで頂きたいと思います。これから参議院の議員会館にも足を運びまして、数年以内にこの法案を通して頂きたいと思っております。
余談ですが、12月に「報道日本」という全国誌が出ます。これはホテルのロビーや、銀行、病院等の会員の皆様にお配りする雑誌なのですが、帝国データバンクの中から企業をピックアップして、訪問取材を掲載するというコーナーがあり、当社をピックアップして頂きました。その際に大活字本の説明しましたら、是非、誌内で大活字本のPRをして欲しいということになりまして、再生日本というタイトルで記事を載せてもらいます。こんなことを色々やりながら普及に務めたいなと思っています。
大活字自体はちょっと地味な会社なので、これからも宣伝に協力していこうと思っています。皆さんにも、是非、協力して頂ければと思っておりますので、今後ともよろしくお願いします。
 

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7)富士ゼロックス株式会社社長ご挨拶(富士ゼロックス株式会社 代表取締役社長山本忠人)
富士ゼロックス株式会社 代表取締役社長山本忠人
  富士ゼロックス株式会社 代表取締役社長山本忠人
  皆様こんにちは。本日、こちらでDSFの発表大会があるとをお聞きしまして、是非お時間を頂戴して一言ご挨拶をさせて頂きたいと思います。まず、日ごろ私どもの機器及びサービス商品をご愛顧して頂きまして、本当に感謝しております。高い席ではございますけれども、一言お礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございます。
DSFは本年度で10周年を迎えたとお聞きしまして、長く継続されている立派な会だなと思っております。80年代の後半からデジタル印刷、オンデマンド印刷が色々な形でスタートを切り、当時は、きっとこんな時代が来るだろうと思っておりました。DSFの皆様はお互いに新案を披露し合いながら10年間継続され、着実に事業を進められているとお聞きしまして、皆様の努力に対して非常に敬意を払うと共に、パートナー企業として非常に嬉しく思っております。
富士ゼロックスとしましては、9月29日に全体の経営方針として、3つの方針を決めました。1つ目は機器事業部において、全世界に対して製品ラインアップの増強を図って、お客さまに援助していただこうということです。その中で特に注力しますのは、ハイエンド機器のカラーの部分に力を入れていく所存です。
2つ目はグローバルサービス事業です。いわゆるドキュメントに関わるアウトソーシング事業と申しまして、お客様に対してグローバルな形でドキュメントターミナルのお手伝いをするという事業、これも力を入れていきます。
3つ目は機器事業と同様な事ですが、特にプロダクションサービス事業。ここは本格的に力を入れていきたいと考えております。機器事業のラインアップの増強を図りつつ、色々な使い勝手の向上など、皆様のお仕事にお役に立つようなサービス、ソフトウエア及びハードウエア、この辺の機器に力を入れていきたいと考えております。この3つの事業を推進していきますので、私どもの力の源泉である皆様のお声を、今後とも聞かせて頂ければ幸いです。
本日は飛び入りで誠に申し訳ございませんが、皆様にお会いでき、私どものコミュットメントをご披露させて頂きましてありがとうございました。また今後とも、次の10年に向かってDSFがますますの発展を祈願、祈念いたしまして、私のご挨拶に代えさせて頂きます。どうもありがとうございました。
 

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