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トップページ > 研究会の活動紹介 > Document Service Forum Reports > 第17号

DSFとは
組織体制
会員要件
活動内容
デファクトスタンダード
研究会の運営方法
事務局の役割
2008年 DSF総会 2008年2月8日(金)東京コンファレンスセンター・品川にて


 
 会長・事務局挨拶、会計報告、活動計画
   会長挨拶:株式会社東京文久堂 林田桂一氏
   事務局挨拶:富士ゼロックス株式会社 森俊宏
   2007 年度会計報告:株式会社広工 鈴木俊哉氏
   2008 年度活動計画:株式会社東京文久堂 林田桂一氏
 特別講演「印刷業の生き残る道は?」−新潮流を捉えましょう−
   西川コミュニケーションズ株式会社副社長株式会社販促ファクトリー代表 西川誠也氏
 研究会・コラボレーション会発表
   営業人材開発(東陽青写真工業株式会社 亀田直樹氏)
   カラーODP 商材開発(株式会社広工 鈴木俊哉氏)
   Web テクニカル(有限会社オンデマンド印刷 生島裕久氏)
   ODP 印刷&出版の未来(中西印刷株式会社 中西秀彦氏)
   経営者の会(熊本コピー株式会社 安武史朗氏/株式会社富士ゼロックス総合教育研究所 吉岡七五三)
   社会貢献活動(株式会社東京文久堂 林田桂一氏)
 閉会挨拶
   株式会社日本工業社 米田和秀氏
 

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会長挨拶(株式会社東京文久堂 代表取締役社長林田桂一氏)
株式会社東京文久堂 代表取締役社長林田桂一氏
株式会社東京文久堂 代表取締役社長林田桂一氏  
先月は年明けという事で、たくさんの会合に出席して、景気の話とか業界の状況が非常に良くないのではないか、というような事を聞きました。皆様も聞かれたかと思います。でも、私はそれを聞いて、それがどうしたんだろう?景気が良くなれば、われわれは良くなるのか?業界はこれから良くなると思っている方がどれだけ居るのだろうか?と思いました。皆様思ってないですよね。われわれは、景気とかに左右される仕事をしているとは思っていません。こういう時代だからこそ、一致団結して、こういう会を推進していくべきだと考えています。 
どんな業界でも勝ち組もあれば、負け組みもあると思います。不況時でも好況を保っている企業はたくさんあると思いますし、このDSF に参加されている企業のほとんどがそうではないでしょうか。われわれはお互いに切磋琢磨して、技術を開示、情報の共有、営業の向上を目指して、大きな会に作り上げていきたいと思っています。
今年は初心に戻りまして、研究会も「営業人材開発」「ODP商材開発」「テクニカル」の3つに統合する事にいたしました。また、昨年までは研究会としていた「経営者の会」「ODP印刷と出版の未来」「社会貢献」の3つですが、これは研究会ではなく、全員参加可能なコラボ型のテーマと位置付けする事にしました。後ほど詳しい説明は各担当の方からあると思いますけども、今日はこの1 年間をどう運営していく かを検討する大事な総会です。ぜひ皆さん、ご忌憚のない意見交換をお願いしたいと思います。今年度も実り多き会になる事を祈りまして、挨拶とさせて頂きます。
 

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事務局挨拶(富士ゼロックス株式会社
プロダクションサービス営業部 部長 森俊宏)
富士ゼロックス株式会社プロダクションサービス営業部 部長 森俊宏
富士ゼロックス株式会社プロダクションサービス営業部
部長 森俊宏
 
2008年度の総会開催、まことにおめでとうございます。日ごろはプロダクション商品にて大変お世話になっており、御礼申し上げます。今、会長から景気のお話が出ましたが、景気の話と同じくらい、年末年始のテレビCMでは、色々な企業が「環境」を大きく掲げてPRしていました。
各企業のトップの念頭の挨拶を聞いても、環境にどう貢献していくのか、どう実行していくか、という話を多く聞いております。まさしく、われわれのPOD は環境に優しい、環境に貢献できる、大きな武器じゃないかなと思ってます。こういった世の中の流れをどう捉えていくかというところで、是非、このDSF で皆さんの英知を出して頂いたものを世の中に送り出し、それが皆様方の利益になるような2008 年度を迎えて頂きたいと思っております。
私ども富士ゼロックスも、今年からは商材をご提供するだけではなく、それをどう使って皆様方のお取引先、クライアントに営業していただくか、その時の視点はどういったものか、そういう事も含めてご案内をし、一緒にこの市場を大きくしていきたいと考えております。それが結果的には皆様方のお仕事の役に立ちますし,私どもの技術を大きく伸ばす1 つのやり方ではないかと感じています。
 お客様の気づきにくいところのご提案ができ、クライアントの採用率が上がれば、若干コストが高くても採用していただける、という道が開けるのではないかと考えています。富士ゼロックスとしてもそういう視点で営業をし、皆様方と一緒に作り上げていきたいと思ってます。是非、2008 年度もよろしくお願い致します。
 

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2007 年度会計報告:株式会社広工 鈴木俊哉氏
株式会社広工 鈴木俊哉氏
株式会社広工 鈴木俊哉氏  
 2007年度収支報告ですが、昨年度はDSF発足10周年記念でしたので、会員と協賛会員の方々から10周年記念助成金をいただきまして、全体運営費の中の10 周年記念関連と、一部会場費ということで使わさせていただいております。例年との大きな違いは以上です。
 会計監査の方ですが、昨年12月14日に事務局より通帳、証票、各諸表の提示をいただきまして、内容、金額について確認をしましたところ、正確かつ適正に処理をされておりました。また12月14日以降の年度内における追加処理はないと確認をいたしておりますので、1月1日づけの承認といたしました。
 続きまして、予算会計報告です。昨年は富士ゼロックス様からも補助金をいただきまして、結果的には繰越金を確保できた状態です。今年度につきましては先ほど会長の方からお話がありましたように、研究会を統合しておりますので、各研究会に例年に比べて手厚く予算配分をしているという意向になっております。今年は特別大きな事業計画もございませんので、昨年の10周年記念助成金はありません。会費は従来通りとなります。
 昨年の予算会計報告と、今年の事業計画に関しては、皆様に承認を頂いておりませんので、会長の代わりで恐縮ですが、昨年度2007年度の決算と、今年度2008 年度の事業計画についてはご承認をいただけますでしょうか?( 一同承認)
ありがとうございました。
会計報告は以上です。
 

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2008 年度活動計画:株式会社東京文久堂 代表取締役社長 林田桂一氏
先ほど少し触れましたが、今年度から研究会を3つに減らしました。昨年度は8つの研究会があり、各研究会にリーダーが1名いらっしゃいましたが、リーダーの負担が非常に大きくなっていましたので、リーダーの他、各研究会に理事を1名ずつ付け、リーダーの負担を軽減した上で、2人体制で運営していただこうと考えた次第です。研究会を3つにした影響で、それぞれ人数は少し増えております。
 もう1点大きく変えたのが、今まで研究会としていた「経営者の会」「ODP印刷と出版の未来」「社会貢献活動」の3つを自由参加型のコラボレーションとした点です。
 「経営者の会」は、今まで参加される方のほとんどが経営者だったのですが、経営側でない社員にも聞いてもらいたい内容がすごく多かったということで、誰でも参加できるような会にしていく方向に決めました。
 「ODP印刷と出版の未来」は、昨年まで前中西会長が運営されていたのですが、これも一段落したということなので、今年からは商売に結びつける会にするという方向に決まりました。昨年までやってきた事業のフォローアップなどをやっていく会となります。詳しくは後ほど中西さんからご説明していただきたいと思います。
 「社会貢献活動」ですが、これも実際に研究をするというよりも活動自体ですので自由参加型ということにしました。詳細は後ほどお話しますが、昨年からの引き続きである、全国71の盲学校への漢字本の寄贈はもうすぐ終了となります。次回はまた違うメンバーの方に参加を募って継続していきたいとに思っております。
 

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特別講演 「印刷業の生き残る道は?」−新潮流を捉えましょう− 西川コミュニケーションズ株式会社副社長 株式会社販促ファクトリー代表 西川誠也氏
西川コミュニケーションズ株式会社副社長 株式会社販促ファクトリー代表 西川誠也氏
西川コミュニケーションズ株式会社副社長
株式会社販促ファクトリー代表 西川誠也氏
 
 皆様こんにちは。本日は顔見知りの方も沢山いらっしゃいまして、久しぶりにお会いできて嬉しいなと思ってます。
 いきなり具体的な話になりますが、皆様もDMの送付等で、民間の配達業者のメールサービスをお使いかと思います。最近は民間が市場を大分取っていますが、日本郵便も冊子小包の大口割引という、年間800万通以上発送するの大口顧客に対して割引サービスがあります。実際の所、年間800万通も無くても割引はやれるわけですが、年間100万通〜200万通だと割高となるので、年間800万通以上が一番競争力のある価格となっています。
 そんな中、日本郵便は昨年10月1日に今まで「冊子小包」と呼ばれていたサービスを「ゆうメール」と改名しました、そして、今年の1月21日に「ゆうメール」のルールが4月から若干変わりますよと発表したわけです。どのように変わるかと言いますと、郵便局に送付物を持って行く前に、郵便番号順、宛名順に並べて、専用のケースで仕分けします。つまり、今まで郵便局の中でやっていた仕分け作 業を自分たちですることによって、大幅に割引するというサービスです。
 民間の配達業者が非常に低価格で配達している中、何故あえて日本郵便なのかとお思いかもしれませんが、日本郵便は民間の配達にはない未着率の低さが非常に重要です。民間の配達業者を利用した場合、送り先の方が転居していると転居先までは持って行ってくれません。ですので、当社が25,000部のDMを出した場合、約6%が未着となりました。それが日本郵便の場合は転居届けが出されていれば、転居先まで届けてくれるので未着率は約1%になります。表向きの値段でいくとこっちの方が安いといった事はありますが、転居先まで届けてくれるのと届けてくれないのじゃかなり違ってくるわけです。
 これは、メーカーに対してもかなりメリットがあります。今はPL法などもありますし、お客様の囲い込みという面でも、メーカーとしては誰が何を購入して利用しているのかを把握したいんです。ですから、最近では返信ハガキ等を製品に同封し、キャンペーンを駆使して回収する事で購入者の把握に力を入れています。一度購入者が把握できれば、その方に対して1年に1回DMを出せば売り込みにもなりますし、住所が変わっていた場合でも日本郵便を利用していればお客様に届くわけです。ですから、「ゆうメール」を利用するのはメーカーへの訴求力という面でも非常に有効です。
 どうしてこのお話をしたかといいますと、昨年、当社が西川印刷から西川コミュニケーションズに変わったのをきっかけに、単に印刷して納品して終わり、という印刷会社から、クライアントの立場になって考え、企業様とお客様をつなげるためのサービスを提供する会社へと変わったからです。もちろん、企業様に対してもコストの面でもご協力しています。実例になってしまいますが、大阪のガス会社は1年に1度、契約家庭の安全総点検を実施しています。そのお知らせの郵便物で年間約35万部を発送しています。1回当たり印刷代と送料で1通約100円でしたので、それを70円でやりましょうかとご提案をしたわけです。100円だったものを70円にするためのポイントは、先からお話してます「ゆうメール」を利用した点と、圧着ハガキを利用して封筒を無くした点です。結果的に1通につき30円安くなり、ガス会社は1,000 万円のコストダウンができたということになります。
 この方法を利用すれば、いくらでも「ゆうメール」が活用できるわけです。それに、A6の圧着の場合は開いたらA5ですよね。このサイズはオンデマンド印刷の得意なところじゃありませんか?2,000部、3,000部といった小ロットの場合、オフセットと競争したらどうなりますかという話です。お客様は使い捨てたPS版なんて要りませんし、あの廃液とか残肉とか汚れたウエスも要りません。冒頭で事務局の方もおっしゃっていましたが、環境の話も考えたら、廃棄が少なく短時間で小ロットにも対応できるオンデマンド印刷は、これから非常に有利だと思います。ちなみに、オンデマンドで圧着物を作る時に重要なのは糊です。折り機は何だって良いんです。ホリゾンでもスタールでもデュプロでも。糊が問題なんです。富士ゼロックスさんも圧着用にはこの糊を使ってください、といった営業をすれば良いんじゃないでしょうかね。
 例をもう1点お話しますと、「洋服の青山」さんのお話ですが、最近は洋服屋もカードを発行して会員登録をしてもらって、割引をするというふうに変わってきています。その裏では、誰がどんな服を買ってるか全部分かってるわけですね。8万円以上の黒を着てる人は買い換える率が高いとか、全部分かってるわけですね。それを把握することで、このチラシはこのお客様には効果が薄いとか、そういうのも分かってくるわけです。すぐにできる事ではありませんが、非常に効果的な方法です。これはデータベースマーケティングというジャンルですけれど、この方法を活用することで、常連客になってもらう、1回のお客様を永遠のお客様にしやすくなるわけです。
 私は昨年の9月16日に還暦になったのですが、冗談で遺言書いちゃおうかな?なんて言っていたら、コピーライターがそれを本にして出せというものですから「印刷業の7割は機械を捨てれば生き残れる!」なんてタイトルの本を出したわけですが、決して印刷業をやめろとは一言も言ってないんですよ。印刷会社だからと言って印刷することだけを考えていたら、これからは生き残れないよ、ということを書いているんです。実際、この10年でなくなった印刷物どれだけあるかというと、辞書は減りましたね。地図もGPSの登場で壊滅的に少なくなりました。学校の学術書だとか、法令集の変更点のお知らせは、今までDMで発送をしていましたが、今じゃ全部ネットですよね。元の情報を出している会社は残りますけど、その印刷と封入封緘をやっていた会社は仕事が無くなってきているわけですね。
 これだけ印刷物が減ってきている理由は皆様もお分かりの通り、色々な面でデジタル化が進んでいるからです。2011年にはテレビのアナログ放送が終了してデジタル放送の時代になりますが、「アクトビラ」なんかはもう通り越してますよね。インターネットを利用した動画コンテンツの配信ですから、テレビとは明らかに次元が違います。テレビは朝から昼まで同じニュースや報道を何度も流していますが、あれはもう無駄じゃないですか。目覚まし代わりには良いかもしれませんが、私たちはもっとアクティブに時間を活用しなければならないわけです。それを考えると、今までみたいな垂れ流しのテレビ番組なんてのは、もう見る人が減ってくるんじゃないかと思うんです。アクトビラは見るだけじゃなく、ショッピングもできてしまいますし、もちろん自宅まで配達してくれます。B3やB4のスーパーの折込チラシに載せるなんてのはもう終わってしまっていますよね。その日に注文したら翌日には届いてしまう時代が来てしまっているわけですから。こんな話は2003年の頃からしていまして、最近はお客様と印刷の話なんてほとんどしませんね。私が印刷の話をしますとミスもしますので、そこら辺は担当に任せています。どうやったら会社が変わっていけるのか、そんな話ばかりしています。
 こういう時代の中、印刷会社が次にやるべき事は、やはり画像じゃないでしょうか。一昨々日、新幹線に乗った際に読んだ「WEDGE」に、富士ゼロックスのイーベースとの提携記事が掲載されていましたが、これはすごいですね。今、印刷会社に一番必要なのは、画像のデータベースですから。大日本さんはDYNAGALAXY( ダイナギャラクシー)、凸版印刷さんはGAMEDIOS(ガメディオス)を持っています。その GAMEDIOSを作った西山さんが作ったのがイーベースでしょ。われわれ印刷会社は印刷物を作るたびに画像のデータベースを使うわけですね。当社の画像データベースにはトヨタ自動車さん、スズキ自動車さんの商品画像が全部入ってます。他にも石丸電機、ミドリ、デオデオ、エディオングループのエイデン等、60万点以上の商品画像とスペックを持っています。色々なプレゼンテーションが広告代理店から出て きますが、実際に印刷物として最後にフィニッシュするのは、画像のデータベース持ったわれわれじゃないですか。それを考えたら、ウェブチラシになったって同じ事ですよね。それをいち早く、プリンター会社で画像のデータベースに着目したのは富士ゼロックスが最初じゃないですかね。他の会社で画像データベースの話は誰からも聞いていないですよ。
 先ほど、この10年間で無くなった印刷物のお話をしましたが、逆に生き残ってる印刷物、これからも必要とされる印刷物は何でしょうか。身近なもので言うと、日用雑貨の87%、食料品の88%、ノンアルコールビールの89%は、テレビで見て注目するけれど、最後の意思決定は店頭POPと商品パッケージだそうです。だから、最後に残るのはPOPとパッケージですね。そうやって考えていくと、この先無くなっていく印刷物はわかるでしょう?まず、就職情報誌は無くなっちゃいますよね。当社でも携帯用の求人サイトを作りましたが、この地域で働きたい人は、働きたい曜日と場所と業種を登録しておくだけですよ。例えば、誰かが病院のベッドメークの仕事をしたいと登録している状態で、どこかの病院で求人が発生した場合、登録した人にその求人のお知らせがすぐに届くわけですよ。これにはもう紙は要らないじゃないですか。ですから、これから輪転だけの会社は大変だと思いますよ。DSFだからこんな話はしてますが、輪転の会社では危なくて何も話せ ませんよ。
 最近の若い消費者の行動パターンは、何かが欲しいだとか何かがしたい、何かが知りたいといった時に、パソコンか携帯でネットに飛んでるんですね。今はパソコンを持っていなくても、携帯でネットをできてしまいますし、携帯だけでネットをやってる女性は結構多いですね。私からしたら、あんな小さい画面でインターネット検索だとかネットサーフィンを良くやれるなと思いますけど、今じゃ当たり前みたいですね。実際、やれることはパソコンと同じで、サイトにアクセスして情報収集する、資料請求する、予約する等、当たり前にできるじゃないですか。パソコンと携帯を両方持っている人も、携帯でアクセスしてから、更に詳しく知りたい時にパソコンでアクセスして調べる、といったように消費者の行動が変ってきているわけです。
 われわれは印刷会社であるわけですが、情報の運び屋、企業と個人のコミュニケーションの運び屋と考えると、印刷屋ってひとくくりで呼ぶんじゃなくて、もう少し違った呼び方があるんじゃないかなとも思うんです。百貨店でもアパレルでも今まで購買と呼ばれてた人は、今じゃMD(マーチャンダイザー)と呼ばれてるじゃないですか。他にもバイヤーって呼ばれたり、ちょっと昇進するとチーフバイヤーってなったりしますよね。からネーミングって大事だなと思ってるんですよ。呼び方もそうですけど、印刷会社は今まで見たいに右から来て左へ、というような仕事をしてたらいけないじゃないですか。クライアントへのコストダウンの提案だとか、反応率の良い販促物、開封率の高いDMの提案をどんどんやっていかなきゃ生き残れない。その提案の一つで入稿方法も考え直せるわけですよ。
 MOでの入稿の場合に直しが出たら面倒じゃないですか。またMOを取りに行くか送ってもらうかしないといけない。時間が間に合わなかったら、こっちで直しますなんて事になりますよね?でも、パソコンの環境も違うし、こっちで直して刷った後に間違ってた、なんてことになったらどうしますか。ですから、MOで入稿するならこの値段ですけど、オンラインで電子入稿してくれたら安くしますよ。といったように値段に差を付ければ良いわけですよ。お客様は当然安い方が良いと言い出しますから、自然と電子入稿が増えますよね。当社ではMO やメディアでの入稿は10%切ったんじゃないかな。電子入稿にはメリットも多いですよね。カラープロファイルをきちんと設定しておいてもらえれば、出力機が何でもそれに合わせて刷れば良いわけですから。お客様の信頼さえあれば、どこで出しても問題は怒りませんよ。
 私の著書タイトルでもある「印刷業の7割が機械を捨てれば生き残れる」という話ですが、じゃあ具体的には何をすれば良いのかといと、自分の身の回りの人達に、もしあなたが私だとしたら、今後何をしますか?10固書き出してもらえませんか?と聞けば良いんですよ。それが例えばこのDSFならば80人90人にお聞きできるじゃないですか。そうしたら900個もアイディアが出て来る。もちろん、その中には同じ ような意見があると思いますので、その意見を残して項目を絞る。さらにキーワード等で絞って項目を絞る。そんな事を繰り返せば、今、何をすべきかのキーワードがすぐに分かりますよね。
 一昨日も小規模スーパーで、生き残り支援の考えるワークショップをやってきましたが、小さな店舗はすでにチラシを打ってません。でもWebチラシはあります。お客様も実はWebチラシを好んでいます。紙のチラシじゃ動かなくなっちゃってるんですよね。紙屋が1割値上げすると、印刷屋は売り上げの4割は紙代ですから、売り上げが100億だったら40億は紙代なので4億飛ぶわけです。ですから、これからは印刷のみの会社は非常に大変です。でも紙は要るんです。必要性が薄くなりますが、必要なんです。
 色々な話をしてきましたが、こんな話をしていると、印刷屋なのに貴方は何をやりたいんだ?なんて言われますが、私は63歳になったら西川コミュニケーションズの顧問になって、現場はみんなに任せてしまうつもりです。その後残された30数年間は過疎の村へ行って、真面目に作った作物を商品化しようと思ってます。丁度、最近は食品の偽装問題がいっぱい出ているじゃないですか。ですから、63歳からは良い作物を作ろうと思ってます。商品化の際はネーミング、パケージデザインで、フィルム包装、シール、全てでブランディングします。その方法も当社のネットワーク内に全てありますから。でも、それだけじゃ売れませんよね。ですからイーコマースもやるわけです。それも持ってます。
 私は生活者が買い物を考えれば社会が、世の中が変わると思ってるんです。そのためには過疎地の商店街のとその近くに居る小規模な印刷会社は私には必要なんです。実際には人の為に何て綺麗事じゃないですけど、彼らが居ないと私の思いが実現できないから必要なんです。過疎の村に小さな生産拠点ができることで、都会で疲れた人たちの働く場所がそこにできる。都会でリストラされた年配は、そこで帳面付ければ良いと思います。全部がチェーン店ばかりだったら、面白くもなんともないじゃないですか。印刷会社の使命は世直しだと私は思っているんです。偉そうな話ですが真剣に考えていますよ。最後はちょっと私の夢のお話になってしまいましたが、私のお話が皆様のお役に立てればと思います。
本日はありがとうございました。
 

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営業人材開発(東陽青写真工業株式会社 亀田直樹氏)
東陽青写真工業株式会社 亀田直樹氏
東陽青写真工業株式会社 亀田直樹氏  
今年度の研究テーマですが、BSC(バランススコアカード)を用いて、オンデマンド印刷機の稼動戦略展開を研究し、自社への応用と在るべき人材開発を研究します。目的としまして、分科会活動を通じて企業研究を行い、自社に役立てる。参加メンバーが少しでも役に立ったと思える会にしていきたいと考えております。
 基本の運営方法としては、去年から引継いでマーケットリーダーの法則から、製品の革新性、新商品。それから、お客様の密着性、ソリューション。あるいは、業務の卓越性、価格に特化した典型的な企業を訪問し、アンケート等の実施などもして研究を致します。アンケートの実施の際は、DSFのメンバーの皆様にもご協力頂きたいと思っております。そして、研究内容を踏まえてBSCと戦略展開書の雛形を作成し、その中で戦略にあった教育はどういうものであるのかを各人が研究していきたいと思っております。各社の社長を支えている言葉や、座右の銘、そういったものも成果物としてまとめたいなと考えております。  今年1年目は、先ほどからお話していますBSCを用いた研究を行い、2年目、3年目で製品の革新性や新商品の研究をし、大体3年ぐらいで成果を出せれば有意義かなと考えております。
 分科会は年間で11回ほど開きまして、柔軟に皆様の意見を取り入れていきたいと思います。知りたい事や研究したい事など、色々と出てくるかと思いますので、うまくまとめて、皆様にプラスになるよう、頑張ってまいりますので、よろしくお願い致します。
 

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カラーODP 商材開発(株式会社広工 鈴木俊哉氏)
株式会社広工 鈴木俊哉氏
株式会社広工 鈴木俊哉氏  
カラーODP商材開発では、今までカッティングプロッターでエレベーターの模型を作ったり、和紙のブックカバーを作ったりと、色々な試みをやって参りましたが、昨年度は匂いのあるカレンダーを発表致しまして、これが非常に好評でビジネスとなりました。富士ゼロックスの社長にも評価をして頂き、お客様にツールとしてご案内をして頂いているという事で、非常に良いものが作れたなと感じております。
 実は、お客様へ匂いのあるカレンダーをお持ちをする際に、逆に匂いの無い脱臭効果のあるカレンダーは無いのか?といった話が何件かお話があったようで、本年度は、脱臭効果のある商品を作ってみようと考えております。
 東京文久堂さんや石川特殊特急製本さんは、光触媒の用紙を利用した脱臭効果のある商品も一部作っておられるのですが、それを、もう一段高いレベルにしようという事と、脱臭効果が必要とされている所は、どういった匂いがあって、どういう商品であればオンデマンド商品にする事ができるのかを研究をしていこうと考えております。その他にも、環境に良い商材も考えていこうという話で決まりました。
 今申し上げました通り、今年は環境に良い商材開発も考えておりますので、まだエントリーされてない方も、興味がありましたら是非ご参加ください。この研究会は現場で動いている非常に若い人が多いので、皆様が時間的にも金銭的にも動きやすい運営を考えていきたいと思います。1年間、一生懸命頑張りますので、よろしくお願い致します。
 

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Web テクニカル(有限会社オンデマンド印刷 生島裕久氏)
有限会社オンデマンド印刷 生島裕久氏
有限会社オンデマンド印刷 生島裕久氏  
   Webテクニカル研究会の今年の大きな主眼としては、このDSFのメンバー皆様全員が集まると、ものすごい生産能力があって、非常に大きな商談を受注できる力があると考えまして、共通に仕事が取れるような仕組みを考えたい、ということが念頭にあります。それで、あるテーマに着目しまして、JDF(Job Definition Format)を用いて確立化した業務展開、同じ品質を提供する仕組みを目標に、これから研究していこうという事に決まりました。
 ところが、「JDFって何?」という人が結構多かったので、まずはその認知をメンバー全員で高めるということが必要だと考えまして。分科会の初回は富士ゼロックスさんやベンダーさんを呼んで、その辺の実務的な知識みたいなのを学ぼうと思っています。今年度の目標としましては、メンバー全員でJDFをジョブに盛り込んだものを使い、実際に全員で同じものを作って実験してみよう。本当にこれがビジネスになるのかどうか、ということを研究していこうと決定しました。
 JDFの話の後にはWeb to Printの話題も活発に出まして、やはり皆さん、非常に大きなテーマだと感じてらっしゃるようですから。JDFの知識を勉強した上で、Web to Printも合わせて研究したいと思っております。
 

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ODP 印刷&出版の未来(中西印刷株式会社 中西秀彦氏)
中西印刷株式会社 中西秀彦氏
中西印刷株式会社 中西秀彦氏  
林田会長が2008年度の活動方針でおっしゃっいましたが、今年度から「ODP印刷&出版の未来」は「社会貢献活動」と同様に、やれる人がやりたい時にやる。という感じでやって行こうという位、現実的なテーマとなってきています。
 去年は「無在庫出版への挑戦」というセミナーを出版社に向けて行いまして、非常に評判は良かったのですが、セミナー後に何社かの出版社をあたって、連絡を取ったがなしのつぶてという所もあるので、これはどうにかしたいと思っています。
 セミナーに参加して頂いた皆様はオンデマンドに興味は非常におありでしたので、帯から中身からカバーまで全部オンデマンドで作り、これを積極的に売って商売に繋げていきたいと思います。ただ、やはりネックは製本の費用です。製本にお金がかかり過ぎてしまい、どうもそこがクリアできない。現状クリアできていないから突破できないという話ではないと思うので。これだけ関心が高いということは、やはりどこかに道があるのではないかと思います。どういう形で進めるかについてはまだ考えていませんが、クリアできるよう研究していきたいと思います。
 活動自体は「社会貢献活動」みたいなやり方になると思います。昨年まで10年間DSF会長をやって参りまして、多少疲れたので今年は何もしない位で良いかな?とも思っていますが、「こういうことやりますけども、この指とまる人いませんか?」みたいな形でやるかもしれません。その時は皆様どうぞよろしくお願いします。
 

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経営者の会(熊本コピー株式会社 安武史朗氏/株式会社富士ゼロックス総合教育研究所 吉岡七五三)
熊本コピー株式会社 安武史朗氏
熊本コピー株式会社 安武史朗氏  
   経営者の会には「儲けの構造研究会」というサブタイトルがあります。儲けの構造を研究して儲かるなら楽なものですけど、先ほどの話合いでは儲けの話をするはずが、半分は暗い話になりました。
 話の中で、時の人を呼んでの勉強会をしたらどうだろうかという意見が出ましたので、私は成功した人の話は面白くないから、倒産した会社の社長を呼んで話を聞いたらどうかと申し上げたら却下されましたが、私は倒産した会社にこそ重要なものがあるのでは?と思っております。
 実は、1月に熊本の会社が負債10億で倒産しました。そして昨日、福岡の会社も不渡りを出して倒産しました。両社に共通しているのが、のれん50年以上の立派な会社であり、古いがために保守的、閉鎖的、懐古的であるという事でした。
 これは私の独断と偏見ですが「あそこは安い」と言われてるような会社が多いと思います。それと、そこの社長を分析してみると、たいていが成績優秀、品行方正で、マジメな社長ですね。そういう会社が倒産しているみたいです。話はそれましたが、経営者の会の具体的な 話は吉岡さんからしてもらいたいと思います


株式会社富士ゼロックス総合教育研究所 吉岡七五三
株式会社富士ゼロックス総合教育研究所 吉岡七五三  
   私はいつも言ってますが、「商い」はヒントだと思います。ヒントをいかに実行するかっていうことがキーだと思います。
 今年はまず、富士ゼロックスの人事の責任者を呼んで、どういう人事をしているのかを話してもらうつもりでです。その他にも、異業種のトップセールスを呼びまして、営業の管理をどうやっているかをお聞きしようと思います。どのような行動管理をしているか、どうやってトップセールスになったか、という話を聞いて、一緒になって考えたいと思っております。
 また、海外進出をしている部品会社の社長をお呼びして、苦労話といいますか、毎年厳しくなるメーカーからのコストダウン要求に、どうやって対応しているかというような話や、管理の問題も話して頂こうと思います。
 できるだけ、どんどん色々な事をやっていきますので、是非、皆様にご参集いただければと思います。いつも、六本木で16時から18時位までやっていますので、経営者でない方でもテーマに興味がありましたら、是非参加してください。よろしくお願い致します。
 

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社会貢献活動(株式会社東京文久堂 林田桂一氏)
株式会社東京文久堂 林田桂一氏
株式会社東京文久堂 林田桂一氏  
   現在の具体的な活動内容に関しては、2008年活動計画でほとんどお話しましたので細かくは割愛しますが、昨年から引き続きの、全国71の盲学校への漢字本寄贈計画は終了間際です。今回は元となるコンテンツをボランティア団体から頂く事ができ、結果的には非常に良い活動となりましたが、やはり常にコンテンツ不足に困っています。コンテンツがなければ何も提供する事ができません。
 ですので、皆様にはコンテンツを提供してくれるような面白い著者をご存じだとか、無料で提供してくれるとか、そういう情報を頂きたいなと思います。コンテンツを提供して頂ける方も社会貢献活動の一環になりますし、是非、そういう方を募って頂けたらと思いますので、よろしくお願い致します。
 

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閉会挨拶 株式会社日本工業社 米田和秀氏
株式会社日本工業社 米田和秀氏
  株式会社日本工業社 米田和秀氏
  今回は参加人数が過去最高となりまして、新しい方も大勢見えております。トライアル参加の方もいらっしゃいまして、DSFをどのように見られているのか、というのは気になる所ではありますが、よくご覧になった上で、考えて参加していただければと思っております。
 DSFの特徴は、1社1名ではないところだと思います。もちろん、厳しい時代の中、中小企業の場合は人材も豊富ではないかと思うので、DSFに複数人で参加するには大変かと思いますが、社長から営業部長、現場の技術者まで色々な方が参加することによって、縦の交流が生まれ、社長の考え方や悩みを聞く事もでき、社内の交流にも役立つのではないかと思います。うちの社員も参加しているので、DSFには色々な面で助けられています。
 これからは新しく若い参加者がどんどん増えていくと思います。古い方同士は仲良くて当然ですので、古い方々は新しい参加者に対して積極的に声をかけ、大切にして頂きたいと思います。そうする事によって、新しい方々も参加しやすくなり、DSFも更なる発展が望めると思います。
 最後に「ご縁」という言葉で閉じますが、先月、水上印刷の社長の講演の際に、たまたま前日会ったプロネートの亀井さんが、本日新会員としてここにいらっしゃいます。全然違う会でお会いした時に「こういう会があるから参加してみませんか?」と言った事が社長に伝わり、事務局から誘いがあり、今日、DSFに参加していただいています。DSFの広報活動というわけではありませんが、知り合った方にDSFの話をするのも大事なのかなと思っています。
 今年も今日から1年間、是非、皆様と前向きに楽しい会を作っていきたいと思いますので、よろしくお願い致します。
 

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DSF事務局
東京都港区六本木3-1-1 六本木ティーキューブ 13F
富士ゼロックス株式会社 販売本部 プロダクションサービス営業部 内 DSF事務局