研究会の活動

第47号 2018年 DSF「Future Edge」見学・中間発表会 開催  in Ebina Future Edge

第47号「2018年 DSF「Future Edge」見学・中間発表会 開催 in Ebina Future Edge」

 去る7月20日13:00より富士ゼロックスのユーザーで構成されるDSF(Document Service Forum)の「2018年DSF中間発表会」が、富士ゼロックス 海老名事業所の新センター「Future Edge」にて28社45名の会員参加者を得て開催されました。

 会に先立ち、5月30日にグランドオープンとなった「Future Edge」の見学を行い体感していただきました。Future Edge推進部の杉田部長からは、Future Edgeの概要説明と、当センターが大切にする“Smile Edge” “Innovators Edge” “Global Edge”の3つのEdgeコンセプトで日本の価値、最新技術の融合を行なってこのセンターを世界のハブにしたいという思いを述べ、DSFとも一緒になって富士ゼロックスも前に進みたいと語りました。

 発表会冒頭には、広島の(株)広工 鈴木社長より、西日本豪雨災害の現況と数々のお見舞いに対するお礼を述べられ、極力早く通常業務に戻れるよう頑張りたいとご挨拶されました。

林田桂一DSF会長((株)東京文久堂 社長)の開会の挨拶では、西日本豪雨災害に触れたあと、自然環境の変化に例え、経験則で考える時代から、これからは未来を考えて進む時代に向かっている。我々も20年間開拓してきたオンデマンドという分野から更に未来を見て新しい分野を見つけて行く必要があると述べられた。

続いてDSF事務局長の富士ゼロックスGCS事業本部 国内営業統括の壇道彦統括長より、富士ゼロックスも昨年から今年にかけ、体制が大きく変わりましたが、グローバルコミュニケーションサービスに強い思い入れを持って富士フイルム、富士ゼロックスが一体となって新たな価値を届けたい。このFuture Edgeもそのひとつの形で、ここを中心としてDSFをさらにサポートしていきたいと抱負を述べた。

 研究会の発表については、今年前半に進めてきた研究活動の進捗を
①デジタルマーケティング研究会
②営業戦略研究会
③ODPグラフィック研究会
④Free Flow研究会
⑤経営者の会
の5つの研究会ごと発表されました。

各研究会発表内容

■デジタルマーケティング研究会(笹井リーダー)
①情報のシャワーを浴び、情報産業・印刷業界の3~5年後に向けたビジョンを創る ②近未来に向けた具体的マーケティング研究を行なう という2つの指針について、FXの共創ラボ見学や印刷ECサイトの会社見学、米国視察レビューなどを実施し「Web+マーケティング+紙」という発想も意識しながら進めたい。

■営業戦略研究会(秋山リーダー)
メインテーマである「顧客の信頼を得る」を具現化するために、今年は「営業の効率化」と「営業のスキルアップ」について研究を進めています。SFAの基礎、営業生産性の向上、営業力強化という内容で2社より講義とディスカッションを実施した。後半は自社施策への落とし込みで具現化と結果に繋げたい。

■ODPグラフィック研究会(丹羽リーダー)
今年のテーマ「おもてなし」について、どうすれば相手が満足した笑顔になってもらえるかに取り組んでいる。既存PODでできるおもてなしサンプルの棚卸し、テーマ具現化のアイデアの核の抽出、印刷博物館見学で印刷の歴史変遷、デジタル印刷の進化、VRシアターを体現でき、知見やアイデアを広げることができた。

■Free Flow研究会(鴻村 理事)
Free Flow Coreの活用ノウハウを構築してDSF内へ展開することと、Free Flow Coreの改善要求をまとめて富士ゼロックスに提示し、更に優れたソフトにすることを今年の目的として活動している。
今年はすでに5社のトライアルが始まっており、ワークフロー自動化の実践に取り組まれています。

■経営者の会(矢野担当理事)
お客様のための企業価値の更なる高みを求めて、今年も勉強会や企業訪問を実施。東芝未来科学館の見学と時代の変遷の中で生き抜く経営観についての講演拝聴、また出版領域を主とした、一貫生産ラインなど品質、納期(生産性)を担保する仕組みを見学し、当研究会に包括されたオンデマンド製本研究会の一貫としてPODの対極を知ることもできた。

■社会貢献活動(今野担当理事ご紹介)
印刷博物館での「進化するデジタル印刷展」への出展。
今年も全国視覚支援学校への拡大本を続けて行くことに対し、核会員様のご協力を仰ぎます。

 特別講演は、(株)フェニックス 代表取締役 CEOの鴨川 威 氏を招き、「AIoT時代の心の経営」~マネジメントと人財育成~ というテーマで講演されました。

 講演終了後、再び杉田部長より、講演の内容とリンクさせ、IoT、AIを駆使して具現化するのが正にFuture Edgeです。人の頭と頭を組み合わせてビジネスを考えることがIoTの社会になると重要となり、「誰と組むか」「誰と組めるか」が大きな意味を持ちます。DSFという存在を大切にして一緒に進んでいきたいと語った。

 閉会の挨拶では、白橋明夫DSF副会長((株)白橋 社長)より講演内容で、“新しいValueを生み出す場所DSF ”、“大きなパラダイムシフトの時には動かないと死んでしまう”という2つの言葉が印象に残ったと語られた。DSFの研究会活動をしっかりと自社業務に落とし込むことが大事で、11月の全国大会ではその結果を期待してまたお会いしましょうと括られた。

 今回、懇親会は場所を変えて海老名より箱根に移動して行なわれました。高木常務と麻生役員にも出席いただき、高木常務の乾杯の発声でスタートしました。ランダムな席順でも会員同士の積極的な未来を見据えた会話で進みました。当日は林田会長の64歳の誕生日でもあり、皆でお祝いをして盛会の内に閉会となりました。

 今回は新たにグランドオープンした海老名Future Edgeでの開催となりました。 皆様のご協力により中間発表会を無事終了できましたことに事務局より感謝いたします

 林田会長が会長として最後の全国大会となりますが、次回11月2日(金)に2018年全国発表大会を予定しておりますので、多くの会員の皆様のご参加をお待ちしております。

DSF事務局 / 萬ヶ谷 治


懇親会風景

懇親会場風景 懇親会場風景

懇親Golf風景

懇親会集合写真

懇親観光風景

懇親会集合写真

全体集合写真

懇親会集合写真
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