研究会の活動

第52号 2020年 DSF 総会 開催 in Minatomirai

第52号 2020年 DSF 総会 開催 in Minatomirai

 司会:依田さん・飯塚さん  2020年、オリンピック・パラリンピックイヤー。今年も新たな年が始まりました。DSFも新しい時代、新しい自分、新しい組織への変化を遂げて行くべく、活動のスタートとなる「2020年DSF総会」が、2月7日(金)富士ゼロックス みなとみらい事業所に於いて、26社50名の会員様の出席を得て開催されました。

総会の冒頭に白橋会長より、23年目となるDSF、新たなデファクトスタンダードを作らなければならない時代になり、この新しいステージに向かって第一歩を踏み出す事になります。今年はデジタルトランスフォーメーションの実現に向けて、DSFの主活動である「ビジネス研究会」が素晴らしい推進力となり、皆様の会社がご繁栄することを心より祈念します。とご挨拶されました。

白橋会長 ご挨拶、木田 本部長続いて富士ゼロックス GCS事業本部 木田本部長より、富士ゼロックスの富士フイルムホールディングス100%子会社化と2021年4月1日より富士ゼロックス株式会社から富士フイルムビジネスイノベーション株式会社に社名変更されることを改めて説明されました。米国ゼロックスとの契約が解消されることにより、事業活動における制約が取り払われ、正にビジネスイノベーションとして進めることが可能となりました。顧客支援の枠を更に広げ、デジタルトランスフォーメーションやグローバル展開をどのように行なうのかを、DSFの活動の中でも掘り下げて行けたらと思っております。と述べられました。

今野理事、白橋会長総会では、会計予算報告を含めた2019年活動報告と2020年の活動計画の発表が会計監査役の㈱ユーメディア 今野社長および白橋会長からあり、今年の方向性とスケジュールをシェアしました。

その後、各ビジネス研究会に分かれて分科会ミーティングを行い、リーダーと担当理事を中心として今年の研究テーマと活動方針、研究内容について議論が交わされました。

 

各研究会発表内容

ワ-クフロー研究会 林田リーダー

ワークフロー研究会(リーダー:㈱東京文久堂 林田常務)

Free Flow Coreも既に成熟したツールとなりつつあり、今年はその深堀りと共に、他の自動化ツールの研究も進めていきたいと考えております。Free Flow Coreの研究を更に進めるチームとそれ以外の自動化ツールなどを研究するチームを各自が選択し、目標を設定して運用して行きたい。また、 outputと参加者に研究会の価値を見出して、持ち帰っていただきたいと述べられました。

 

人材育成研究会 林リーダー

人材育成研究会(リーダー:㈱オーディーピーセンター 林専務)

今年から研究会名が人材育成研究会となります。人材教育には各社課題があり、会社の目標に統一した意識が持てていないことや目標意識が時間と共に薄まって行くという点で、そこにフォーカスしてリーダシップの在り方等を学びたいと思います。また、最近はリーダーになることに拒否反応を示す人も多く、リーダーが希望を持てるように考えたい。また、働き方改革に対しての事例を参考に、人材育成の在り方や育成に関する層別マニュアルの必要性、有用性についても議論して行きたいと思います。人材育成に特化した講師の講義も聴き、討議します。と発表されました。


ODPグラフィック研究会 丹羽リーダー

ODPグラフィック研究会(リーダー:㈱白橋 丹羽クリエイティブセンター長)

今年の研究テーマはコミュニケーションツールです。ODPの技術を付加すればコミュニケーションに困っている方の手助けができると考えています。コミュニケーションには言語以外にも様々な壁があり、壁の解消をはじめ、医療福祉関連、教育関連、防災・災害関連など、さまざまな分野もリサーチして、社会に役立つビジネスの創出を図りたいと思います。活動のゴールは研究したコミュニケーションツールの売れる仕組みを考え、成果に結びつける事です。 ODPグラフィック研究会は、研究成果を皆で分かち合える研究会にしたいと思います。と話されました。

 

デジタルマーケティング研究会 木全リーダー

デジタルマーケティング研究会(リーダー:㈱三恵社 木全常務)

今期のテーマは「BtoCの顧客に向けたデジタルマーケティング技術を学ぶ」という内容です。Cの顧客を知らずにBのお客様に提案できないという根本に立ち返り、提案の幅を広げる為にCを知る活動を進めます。情報のシャワーを浴びるだけではなく、今年は知る事と共に学んで実践することをテーマに考えたいと思います。学ぶ事については基本に立ち戻り、Googleアナリティクスを再度学びます。知る事については電子決済などについて、理解していきたいと思います。と述べられました。

 

経営者の会 鈴木担当理事

経営者の会(担当理事:㈱広工 鈴木社長)

活動のゴールは、経営者だから持つべき知識や情報を会社見学、講演を通じて得ることを目的とします。知識や情報とは、プロダクションビジネスに関する将来像や将来の知識を得る事、またDSF会員を中心とした幅広い工夫を知る事です。講演については、全経営者の方にアンケートを行ない、要望情報を募り、内容を決めたいと思います。また、新生富士フイルムビジネスイノベーション様となり、我々の関わっているプロダクションについて、どのような変化があるのかお聞きしたいと思います。会社見学については札幌のアルファビジネス様とアイシーエクスプレス様をお伺いさせていただく予定です。と発表いただきました。

 

社会貢献活動 今野担当理事

社会貢献活動(担当理事:㈱ユーメディア 今野社長)

昨年の社会貢献活動に対し、多くの会員企業の皆様よりご協力いただき感謝申し上げます。2020年の学習指導要綱改訂に伴う漢字拡大本の発注増やトライアルとしての弱視の方向け拡大ノートへの対応、誠にありがとうございました。ノートについてはアンケート情報をまとめて改めてご報告いたします。 CSR活動の一環としてもDSFの社会貢献活動は意義深い活動ですので、今年度も皆様のご協力をよろしくお願いいたします。と述べられました。

 

特別講演:障がい者自立推進機構 中井代表理事、村山理事 各ビジネス研究会の活動計画発表後、今回の特別講演として、一般社団法人 障がい者自立推進機構 中井代表理事より「SDGs(エスディジーズ)連動型社会貢献活動としてのパラリンアート活用について」というテーマでご講演いただきました。パラリンアートの取り組みと、最近話題のSDGs(エスディジーズ)とを連動した取り組み、また、アートという出口を活用したエンドユーザー、印刷会社様とのスキームを事例を交えて紹介していただきました。会員様からの質問も多く出され、非常に興味深い内容となりました。

パラリンアート

青木事務局長 講演終了後、事務局長の富士ゼロックス GCS営業部 青木部長から、講演内容に関連して富士ゼロックスも障がい者雇用やノーマライゼーションの理念の基づいた活動を行っていることを紹介しました。また、社名変更という大きな変革を迎えますが、更なる技術開発による新たな商品提供でお客様のビジネスの広がりに貢献していきたいと挨拶されました。

生島副会長 ご挨拶 総会の締めくくりとして副会長の㈱オンデマンド 生島社長から挨拶をいただきました。
この総会をスタートに事務局並びに理事、顧問一同全力でサポートいたしますので、DSFへの積極的なご参加をお願いいたします。と述べられた後、アメリカとイランの緊張状態、イギリスのEU離脱問題、コロナウイルスの発生など刻々と変化する市場動向に触れ、年間の見通しが難しいが、こういう時こそ情報を密に取り、しっかり勉強して今後の見通しに備えることが大事だと語られました。また、富士ゼロックスの変革を見守りながら、一番近い位置にいるエッセンスの濃い会だと認識しているDSFが本当の意味での会員皆様の会である事を期待しています。と述べられ、閉会のご挨拶とされました。

 大会修了後の懇親会は、オーシャンクルーズということで、今回は船上での開催となりました。

司会進行は 東洋美術印刷㈱の森本部長にお願いし、乾杯はデジタルマーケティング研究会をリーディングいただく共立速記印刷㈱笹井社長のご発声でスタートしました。

懇親会風景懇親会風景懇親会風景

懇親会風景

 

 マジックショウで盛り上がったあと、庚子の年に因んで、皆さんに今年の抱負を語っていただきました。

船上からの横浜の夜景と会員様懇談で盛会のうちに会は進み、東洋美術印刷㈱山本社長に中締めをお願いし、最後に恒例の集合写真でお開きとなりました。

 

※ 次回中間発表会は2020年7月10日・11日(金・土)札幌での開催を予定しております。会員の皆様には多数のご参加をお待ちしております。

DSF事務局 / 萬ヶ谷 治・磯 浩一


 

全体集合写真

全体集合写真

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