研究会の活動

第55号 2021年  DSF 総会   開催 in Nakanosakaue

第55号 2021年 DSF 総会 開催 in Nakanosakaue

司会 : 飯塚さん・依田さん2021年、新たな年が始まりました。DSFもこのコロナ禍に打ち勝つべく、活動のスタートとなる「2021年DSF総会」が、2月10日(水)富士ゼロックス 中野坂上事業所に於いて、ハイブリッド形式にて開催されました。
リアルに12社15名、リモートで25社47名の会員様の出席を得て、感染対策を徹底した中、富士ゼロックス GCS事業本部の依田さんと飯塚さんの司会進行でスタートしました。

 

開会ご挨拶 白橋会長

開会ご挨拶 白橋会長冒頭、白橋明夫DSF会長(㈱白橋 社長)より、出席者へのお礼と昨年の総会時のエピソードのあと、コロナ禍に晒された昨年にネオコロナに向けて何を準備できたのか?しかし厳しい環境が明けない中、まだチャンスであり、ネオコロナに向けた準備ができる唯一無二の大切な1年間となります。大きくアンテナを伸ばして、会社を生かせる情報を推進力にする事が重要です。DSFの2021年スタートにあたり、それぞれの会社にとって必ず有益な手段・情報があり、是非それを生かす取り組みをしていただきたいとご挨拶されました。

 

ご挨拶 真茅専務

ご挨拶 真茅専務続いて、富士ゼロックスより真茅専務が登壇し、この大変な時期に、次に向けたキーワードを3つ挙げられました。1つはポストコロナ。欧米に比べて日本のプリントボリュームの減少傾向は緩やかだが、ポストコロナを念頭にリモートワークに応じたサービスをGCS領域でも進めて行きたいこと。2つ目はリカーリングで、お客様のために繋げられるプラスαの価値に注力していきたい。3つ目は、ゼロエミッションで自動車業界をはじめビジネス構造が劇的に変化する中、その時代にチャレンジし、お客様に何がお役に立てるかを考えてご支援を続けていきたいと思いますと述べられました。

 

役員新組織の紹介 白橋会長

開会ご挨拶に続き白橋会長より、DSFの役員新組織の紹介があり、新理事2名の就任と1名の理事退任、顧問就任の報告がありました。

ご挨拶 : 真茅専務《新理事》
・株式会社 三恵社 代表取締役社長 木全 俊輔 氏
・ヤマゼンコミュニケイションズ株式会社 代表取締役社長 山本 堅嗣宣 氏

ODPグラフィック研究会 丹羽リーダー《理事退任→顧問就任》
・株式会社 広工 代表取締役社長 鈴木 俊哉 氏
紹介のあと、新理事2名の就任ご挨拶に続き、リモートでのご参加でしたが、永年DSFに貢献された鈴木社長への労いの言葉と、感謝状・記念品の授与を行いました。
鈴木社長からは、逆にDSFに対するお礼とこれからの期待の言葉をいただきました。

ODPグラフィック研究会発表内容

 

総会に入り、白橋会長より昨年の活動報告と今年の活動スケジュール、活動計画についてご説明いただきました。
《活動スケジュール》
・2021年 2月 10日(水): 総会
・2021年 7月 9・10日(金・土):中間発表会(札幌予定)
・2021年 11月 5日(金):全国発表大会
活動計画については、各研究会のテーマに基づきしっかり進めていただくことの期待と、富士ゼロックスの新ショールームにDSFの紹介コーナーが設置され、DSFでブラッシュアップしていくことのご説明がありました。

ODPグラフィック研究会 丹羽リーダー2020年の会計報告と2021年の予算計画については、担当の今野理事( ㈱ユーメディア 社長)よりリモート参加でご報告いただきました。
会計収支報告については、コロナでリアルでの活動が制約されたため、予算内での運営で繰越金が増えたこと、予算計画についてはリアル開催を前提とした前向きな予算計画である旨の報告があり、参加会員の総意を得ました。

 その後は、各ビジネス研究会に分かれて分科会ミーティングを行い、リーダーと担当理事を中心として今年の研究テーマと活動方針、スケジュール、目指すゴール等活動内容について議論が交わされました。
終了後、各分科会より今年の活動概要の発表がありました。

各研究会発表内容

 

ODPグラフィック研究会(リーダー:㈱白橋 丹羽 制作グループ グループ長より発表)

  1. ODPグラフィック研究会 《活動テーマ》

1.「新しい生活様式とバリアブル印刷の可能性」
・バリアブル印刷事例棚卸と新たなバリアブル印刷物の探索
・デジタル印刷の印刷機としての特性を生かした商材開発
・バリアブルの最新トレンド/技術の知識習得(地域振興券他)
2.「新ショールームのDSFコーナーの企画展示・運営」
・目的再確認/認知度向上を視野に初回富士ゼロックス担当より概要
説明
・具体的な企画展示・運営の検討とDSF全体への展開

 

デジタルマーケティング研究会(リーダー:ヤマゼンコミュニケイションズ㈱山本社長より発表)

デジタルマーケティング研究会 木全リーダー《活動テーマ》
「コロナ禍での新しい受注スタイル(営業スタイル)創出を目的としたBtoBを主とするWeb・メールマーケティングの実践」
・MA・SFAツール「Kairos3」の実践研究
・QRコード販促システム「QLEAR」の実践研究等を通してインサイドセールスの基礎を築く
※新しい生活様式を捉え、実践を行う。また、自社HPにどのように落とし込むかを検討していく
※3月にプレスタートし、売上に直結する研究を実施する

 

人材(人財)育成研究会 (リーダー:㈱オーディーピーセンター 林専務より発表)

人材育成研究会《活動テーマ》
「研究会として
・各社人財育成での何が必要か?
・そのために何を実施していくのか?  
を見える化して、実践してPDCAを回し、会社の中の教育(成長)を回して行けるようになること」
*2020年参加された6社(今年は2年目となる)については、昨年作成された人材育成計画シートに基づき具体的に実施計画書を作成して実践をスタートする
・活動期間:~6月、7月に中間レビュー報告会実施
・年間を通しての最終報告会を10月に開催
*2021年新規に参加される1年目のメンバー3社には、昨年の人財育成計画シート作成までを前半4か月で実施(TOPへの成果発表(各社TOP同席)を実施)
・後半は具体的実施計画書作成の上、実践フェーズに移る
・実践に対する実践状況報告会を10月に開催
※2年目、1年目共にオプションプログラムとして、個別有償でリーダーシップ育成コーチングを用意し、更なる育成向上と成果への結びつきを図る
※コーチ(講師)は昨年に続き、コーポレートウェルネスの稲葉社長に依頼する
※3月からスタートし、実践→失敗、実践→失敗を繰り返す
※第3火曜日を基本に、当面はリモートで実施

 

ワークフロー研究会(リーダー:㈱東京文久堂 林田常務より発表)

ワークフロー研究会《活動テーマ》
「RPAツールを軸とした定型業務の自動化」
( Free Flow Core 活用も含む)
*各社が上記テーマをもとにした独自の目標を設定し、実践メインのハンズオン型の研究会を目指す
・RPAとは何か?
・RPAにはどういうものがあるか?
・各社の使っているシステムに取り組んでいき、成果を出してみる
・同じ業界で知識、知見が共有でき、Googleで検索しても出てこないようなノウハウや事例をシェアする
※各社やりたいことが違ってくるため、最終的に各社の成果Outputを報告し、TOPが喜ぶよう利益創出に繋げる

 

経営者の会(担当理事:㈱オンデマンド 生島社長より発表)

経営者の会1月に開催予定だった新年会も開催できていないため、4月〜5月には会合を持ちたい。
7月には中間発表会時にアルファビジネス様の見学を予定おりますので、それに合わせて交流の場を持ちたい。
経営者の会は良いモチベーションになっており、プリント業の枠を超えて経営論ができる非常に有益な機会です。
この場を大切にし、創出していくことを心がけ、計画していきたい。

 

社会貢献活動(担当理事:㈱ユーメディア 今野社長より発表)

社会貢献活動 今野担当理事分科会発表の最後は、社会貢献活動について今野担当理事( ㈱ユーメディア 社長) が発表。今年は会員内19社の協力を得て取り組むことが出来ました。今年はこういう状況下で活動を進めるべきかの議論がありましたが、理事会に於いても“こんな時期だからこそやるべきだ”との前向きな意見でまとまり、活動を継続する事が決まりました。ただ、各社負担軽減の観点より冊数制限を設け、合計1,004冊、1社あたり約50冊程度に抑えることができました。ニーズにマッチした社会貢献活動を続けるには、新規会員企業様の参画が今後も必要なため、会員への協力を仰ぎました。


以上、各分科会からの発表があり、今年の活動に向けた計画がシェアできました。

 

ご挨拶 青木事務局長

ご挨拶 青木事務局長その後、DSF事務局長の青木 氏(富士ゼロックス GCS事業本部GCS 営業部 部長)より挨拶があり、昨年の総会時からの劇的な世の中の変化を鑑み、これをチャンスと捉えて一度立ち止まって考える機会ができたと思うことも大切です。弊社も間もなく富士ゼロックスから富士フイルムビジネスイノベーションと社名が変わり、我々を取り巻く環境も様々に変化する中で、良い機会と考えています。お客様に何を提供すべきかを引き続き皆様と議論して、それを実践する場がこのDSFでありたいと思っております。 DSFに参加して良かったと思っていただけるように、できるだけホットな情報をお届けしていきたいと考えております。 と述べられました。

 

閉会ご挨拶(生島副会長:㈱オンデマンド 社長)

総評・閉会ご挨拶 生島副会長最後に、リモートでのご参加で、生島裕久DSF副会長(㈱オンデマンド 社長)が閉会のご挨拶を述べられました。この厳しい中ですが、各研究会のテーマも非常に成熟し、形の見えるものになっていると思いました。ODPグラフィックではバリアブル可能な商材やショールーム運営。デジタルマーケティングではKairos3やQLEAR。人材育成では企画シートの提出からレビューの実施。ワークフローではRPAで、具体的にその検証をする内容です。各研究会とも柔軟に対応していただき、うまく形にしていただければと思います。失敗もひとつの形だと思います。最後に今年は富士ゼロックスが生まれ変わる年です。我々がどのようなゲームチェンジャーになっていくのか、少しでも見えてくれば、DSFの活動にも意味があると思います。ぜひ、皆さんこの1年頑張っていきましょう。と括られました。

新ショールーム見学風景

新ショールーム見学風景

 

今回は感染防止のため、懇親会は中止となり、以上で2021年総会は終了となりました。

総会終了後は、新ショールームを見学し、DSFコーナーの展示状況も確認されて閉幕となりました。

 皆様、今年のスタートにあたり、総会お疲れ様でした。コロナ渦中で厳しい状況ではありますが、今年も1年、力合わせて頑張って行きましょう。

※ 次回中間発表会は2021年7月 9・10日(金・土)、札幌での開催を予定を予定しております。会員の皆様には多数のご参加をお待ちしております。
ありがとうございました。

2021年2月19日

DSF事務局 / 萬ヶ谷 治

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