2022年2月10日(木)、今年も活動のスタートミーティングとなる「2022年DSF総会」が、富士フイルムビジネスイノベーション中野坂上事業所に於いて開催されました。
感染拡大の余波を受け、全リモート形式での開催となりましたが、会員様67名の積極的な出席を得て、今年の活動計画について議論されました。
白橋会長 開会のご挨拶
総会は富士フイルムビジネスイノベーションGC事業本部の渡辺麻希さんの司会でスタートし、冒頭、白橋会長( ㈱白橋 社長)から開会のご挨拶がありました。
コロナ禍が長期化していることを鑑み、趣味のヨットレースを例えに取り、自然との闘いの中で、現状を認識し、受入れ、如何に工夫して英知を集約し、前に進む努力をし続けるかが大切だと話されました。
木田執行役員 ご挨拶
続いて、富士フイルムビジネスイノベーションより木田執行役員が、1月度のプリントボリュームが対2019年度比で95%まで戻ってきているが、新型のオミクロン株の状況で予断を許さない状況であること、また業界全体としてスマートファクトリーを推進していく気運が高まって来ており、自動化に向けてご支援させていただきたいと述べられました。
今野 会計監査担当理事
総会議事に入り、まず2021年の会計報告および2022年の予算計画について、会計監査担当の今野理事( ㈱ユーメディア 社長)よりご報告いただきました。
会計収支報告については、コロナ禍で活動が大きく制限されたため、収支は計画予算内であったこと、繰越金が積み上がってきていること、また、富士フイルムビジネスイノベーションによる運営補助に対するお礼の報告がありました。予算計画については、活動は出来る限り積極的に行ってほしいとの想いから、前向きな予算計画である旨の報告がありました。
合わせて白橋会長より、繰越金の運用については周年事業の基金として取り扱いたい旨のご提案がありました。
以上の報告により、参加会員の総意を得て承認されました。
白橋会長
続いて白橋会長より昨年の活動報告と今年の活動スケジュール、活動計画、各研究会の概要についてご説明いただきました。
《活動スケジュール》
・2022年 2月 10日(木):総会(全リモート)
・2022年 7月 8・9日(金・土):中間発表会(札幌予定)
・2022年 11月 11日(金):全国発表大会
各研究会の活動計画については、テーマに基づき実践を重ね、しっかり進めていただくことの期待と、リモート開催により研究会メンバー以外の参加ができる環境にあるので、興味あればどんどん参加いただきたいとのご説明がありました。
合わせて事務局より、研究会活動費の支出詳細補足と研究会メンバー以外の方の研究会への参加方法の案内がありました。
分科会風景
その後、Zoomの分割会議機能により、各ビジネス研究会に分かれて分科会ミーティングを行い、リーダーと担当理事を中心として今年の研究会進行の概要について議論が交わされました。
ODPグラフィック研究会

デジタルマーケティング研究会

人材(人財)育成研究会

DX研究会

経営者の会

各研究会発表内容
分科会ミーティング終了後、各分科会より今年の活動概要の発表がありました。
ODPグラフィック研究会(リーダー:東洋美術印刷㈱ 根本次長より発表)
➤デジタル活用とマテリアル創出によるバリアブル事例の創出
- デジタル印刷の可能性をさらに追求し、よりデジタルマーケティングを意識した中で、どういった付加価値を生み出せるか追求していきたい。
- ショールームの展示物についても引き続き、リアルな展示とウェブサイト上での共有をしていきたい。
- イノベーションプリントとアワードというものに研究会でも出せるようなマテリアルを生み出していきたい。
- 新しいテクノロジー、マテリアル、SDGsの意識などをまとめて、我々独自の成果物を見立てたい。
デジタルマーケティング研究会(リーダー:ヤマゼンコミュニケイションズ㈱山本社長より発表)
➤マーケティングを主とした、新しい受注スタイル創出
➤目標は、売上に直結するマーケティングを実践する
■目指すべきゴール
- MAや、 FFBI様からマーケティングコックピットなどを使った具体的なアプローチや、顧客との情報共有などの方法、共同研究。更に個別の実践と共に、共通のサービス・商品でMAを実践することでスピード感を重視しPDCAを回していく。
人材(人財)育成研究会 (リーダー:㈱オーディーピーセンター 林専務より発表)
《活動テーマ》
➤「評価」について研究する
- 自分としての「評価」に対する考え方を確立する
- 「評価」が何に活かせるのか
- 経営目標にどのように寄与できるのか
- 「評価」に対する取組み計画の作成
- 人財育成に於いて評価がどのように生かせるか
※昨年に続き、コーチ(講師)を依頼するコーポレートウェルネスの稲葉社長よりご挨拶をいただきました。
DX研究(リーダー:河北印刷㈱ 中條社長より発表)
《活動テーマ》
➤「Production Cockpit」を活用し、DXに挑戦する
- 次世代ワークフロー「Production Cockpit」とは
- 自社全体ワークフローの把握と課題の抽出
- Production Cockpitをどのように活用できるのか
- 自社ボトルネックの解消・自動化
- 使い手(現場)目線で「Production Cockpit」を理解する
経営者の会(担当理事:㈱オンデマンド 生島社長より発表)
- 2月:新年会➤延期
- 4月~6月:人財採用セミナー(遅めの新年会)
- 7月:企業見学(札幌:アルファビジネス様予定)
社会貢献活動(担当理事:㈱ユーメディア 今野社長より発表)
「社会貢献活動はDSFの心みたいなもの」という観点から、その想いを持ち続けている大切な事業であり、会員皆様の1社でも多くの協力を仰ぎながら継続していきたい。
以上、各分科会からの発表があり、今年の活動に向けた計画がシェアできました。
ご挨拶 青木事務局長
その後、DSF事務局長の青木 稔氏(富士フイルムビジネスイノベーションGC営業部 部長)より挨拶があり、我々を取り巻く環境が非常に速いスピードで変化していく中、今何をすべきかをDSFの皆様と議論、実践していきたいと述べ、知恵を絞りお客様が求める事の半歩先の提案を目指したいと話されました。
閉会のご挨拶 生島副会長
最後に、生島裕久DSF副会長(㈱オンデマンド 社長)が閉会のご挨拶を述べられました。新型オミクロン株によりコロナ第6波の感染が社内で発生し、大変な状況であることの報告と反面、リモートが非常に有効なツールであることが実践として理解できたことを話されました。
最後に今年こそはリアルで活動できるように祈念され、会を括られました。
以上で閉会となり、皆さんの画面キャプチャを撮り2022年総会は終了となりました。



皆様、今年のスタートにあたり、総会お疲れ様でした。コロナ渦中で厳しい状況が続いていますが、今年も1年、頑張って行きましょう。
※次回中間発表会は2022年7月 8・9日(金・土)、札幌での開催を予定を予定しております。会員の皆様には多数のご参加をお待ちしております。
ありがとうございました。
2022年2月28日