研究会の活動

第61号 2022年 DSF全国発表大会 開催

第61号 2023年 DSF総会 開催

司会:渡辺 麻希さん 2023年、うさぎ年。今年も活動のスタートミーティングとなる『2023年DSF総会』が、1月27日(金)、富士フイルムビジネスイノベーションジャパン豊洲事業所に於いて開催されました。
今年はリアル参加として、しかしリモートも定着したことで、Hybridでの開催となりました。会員様リアル28名Zoom35名の積極的な出席を得て、富士フイルムビジネスイノベーションジャパン GC営業統括部の渡辺麻希さんの司会進行で、今年の活動計画について議論されました。

 

白橋会長 開会のご挨拶

 白橋会長 : 挨拶冒頭、白橋明夫DSF会長(株式会社白橋 社長)より、DSFが25周年の節目となること、コロナの3年を経過し、世の中はネオコロナに向けて歩みだしていること、また業界では企業価値を上げるための動きが活発になってきていることを伝えられ、スピードを重視し、このDSFの仲間でイノベーションを起こすべく、今年も各研究会をはじめとするDSFの活動に期待していますと述べられました。

 

木田執行役員 ご挨拶

木田 執行役員 続いて、富士フイルムビジネスイノベーションより木田役員が登壇し、 3年ぶりの本格的な活動に対する思いをDSFに感じる。また富士フイルムビジネスイノベーションとしても、北米、カナダ、イギリス、フランスの4カ国に今年から本格参入すべく、意味のあるスタートの年となります。コロナに対する規制緩和も始まり、追い風となる予測ですが、変化を冷静に捉え、事業という視点での経営判断が大切となってきます。DXに向けて開発投資も拡大して、皆様に価値提供していきたいと思います。と述べられました。

 

会計報告・予算計画 事務局 萬ヶ谷

会計報告・予算計画 事務局 萬ヶ谷 総会議事に入り、まず2022年の会計報告および2023年の予算計画について、会計監査担当の今野理事(株式会社ユーメディア 社長)代行で、事務局よりご報告いただきました。
 会計収支報告については、各費目ともに計画予算内であり、単年度収支が約61万円のプラスであったこと、また次期繰越金が約490万円となったため、理事会承認により、この内200万円を周年事業の基金に振替える報告がありました。予算計画については、活動は出来る限り積極的に行ってほしいとの想いから、前向きな予算計画である旨の報告と、今年は25周年の記念事業を予定しており、周年事業の基金より100万円を計上すること、その他運営補助について、社会貢献活動への協力支援や運営に関わるサポートとして富士フイルムビジネスイノベーションジャパンより支援をいただいており、引き続きのお願いをしたいと述べられ、以上の報告により、参加会員の総意を得て承認されました。

 

活動報告・活動計画 白橋会長

会場 : 活動報告 続いて白橋会長より2022年の活動報告レビューと2023年の活動計画についてご説明いただきました。
《2023年活動スケジュール》
・2023年1月 27日(木): 総会(豊洲開催)
・2023年4月(3月)~ 10月:各研究会活動(1回/月)
・2023年7月 7・8日(金・土):中間発表会(新横浜開催)
・2023年7月 7日(金):25周年記念講演(中間発表会と同時)
・2023年11月 17日(金):全国発表大会

活動報告・活動計画 白橋会長
             2022年の活動報告、今年のスケジュールに続き、活動フォーメーションと各研究会のテーマと概要、 25周年記念事業についてご説明されました。


 

各研究会の発表内容

その後、各ビジネス研究会に分かれて分科会ミーティングを行い、リーダーと担当理事を中心として今年の研究テーマと活動方針、研究内容について議論が交わされました。

分科会ミーティング終了後、各分科会より今年の活動概要の発表がありました。

デジタルマーケティング研究会(リーダー:ヤマゼンコミュニケイションズ株式会社 山本社長より発表)

デジタルマーケティング研究会 山本リーダー

《活動テーマ》
➤未来に向けたデジタルマーケティングサイクルの実践と深堀り
デジタルのベースを知る⇒実践する⇒計測する⇒次に生かす🔄
➤目標は、売上に直結するマーケティングを実践する
■目指すべきゴール
  • MA含め、継続実践して経験値を高める
  • デジタル市場の研究も行い、マーケティングという枠の中で情報共有をさらに進める
    ※GA4(Googleアナリティクス4プロパティ)の学び
    ※外部講師招聘(元ライオン株式会社︓マーケティング・シニアフェロー)
  • NFT、メタバースとデジタルプリントの親和性を深く追求する
  • 従来の情報・技術の共有も継続

 

実践継続から実績に繋げたい。また外部講師を招聘し「マーケティングとは何か」を改めて学び、テクノロジーとデジタルプリントを結びつけながら、将来に向けて研究したい。と発表されました。

 

分科会風景 : デジタルマーケティング研究会
《分科会風景》

 

人財育成研究会(リーダー:株式会社オーディーピーセンター 林社長より発表)

人材(人財)育成研究会 林リーダ社長

《活動テーマ》
➤より良い職場コミュニケーション実現に向けた改善活動の実践
■目指すべきゴール(基本的な考え方)
  • メンバーが考える各職場でのコミュニケーションの問題を共有し改善テーマを設定(複数)し、情報共有しながら各自の改善策を検討し取り組んでいく。
  • 改善策の設定にあたっては、問題解決によりどのような効果が見込めるのか、効果の測り方をどうするのかを想定する。
〈開催形式〉
 研究会は、原則オンライン(ハイブリッドは無し)で実施する。
 但し、最初と最後はリアルで実施する。
去年までの「評価」というテーマでの活動は、引き続き各社で取組みます。今年は更に「職場」におけるコミュニケーションの課題について探求したいと思います。コミュニケーションは広義なため、少しテーマを絞り進めます。またツールも多々あり、ツールを使う中での問題点も探求します。課題の洗い出しから改善テーマの絞り込み、各職場での実践の後、成果に繋げたい。最終10月には今年も経営者層にご参加いただき、各社にフィードバックしたいと思います。今年からサブリーダーが変わりまして株式会社白橋の茂野様にお願いすることになりました。講師は引き続きコーポレートウェルネス稲葉社長です。と発表されました。

 

分科会風景 : 人材(人財)育成研究会
《分科会風景》

 


DX研究会(リーダー:河北印刷株式会社 中條社長より発表)

DX研究会 中條社長

《活動テーマ》
➤デジタルトランスフォーメーション実現に向けた次世代のワークフロー構築
■目指すべきゴール
  • 変革を進め、生産性向上やヒューマンエラーの抑制、業務の標準化を進める事で各メンバーのモチベーション向上に繋げる
    ※各社課題への取り組み継続と共有化
    ※「Production Cockpit」のトライアル実施活用できるのか?費用対効果は?使い手(現場)目線での意見
    ※工場見学の実現

 

「生産のDX」に絞って課題解決に向かいたい。またProduction Cockpitのトライアルは株式会社コームラ様で進めていただくことになりました。昨年実現できなかった工場見学については、是非実施したいと発表されました。

 

分科会風景 : DX研究会
《分科会風景》

 

ODPグラフィック研究会

ODPグラフィック研究会 根本リーダー

《活動テーマ》
➤顧客価値・顧客の成功に繋げるODP/マーケティング/販売を研究する。および、新たに生み出す「創注」
■目指すべきゴール
  • テーマ実現のための様々なテクノロジー/ツールの勉強と駆使
  • ODPの立ち位置の理解と認識
  • ビジネス志向やアート志向の取り入れと勉強

 

今年からサブリーダーを株式会社アルファビジネスの伊藤様にお願いします。SDGsやマテリアルの研究を大きな枠で考え、また売り方やプロモーション、BtoBだけでなくBtoCの推進や印刷した後のストックビジネスなども考えたい。DSFのショールームのリニューアル、DSFwebサイトのアップデートやVR空間で仕事をみえる化する等、商売に繋る目線でODPはマーケティングツールのひとつだとお客様と共有し、どのように仕事を「創注」するかを一緒に研究する1年にしたいと思います。と述べられました。

 

分科会風景 : ODPグラフィック研究会
《分科会風景》

 

経営者の会(担当理事:株式会社 オンデマンド 生島社長より発表)

経営者の会 生島担当理事

《活動テーマ》
➤経営者の会はコミュニケーションを深めてDSFの活動を円滑にすることと、経営者に必要な情報を集めることを目的としています
  • 7月7日の中間発表会同時開催で25周年の記念講演会を開催
  • 8月25日メタバース見学(デジタルマーケティング研究会同時)
  • 電子帳簿保存法への対応についての情報提供(FBJ TOKIUM 等)を目標として活動していきますとの発表でした。

 

分科会風景 : 経営者の会
《分科会風景》

 

社会貢献活動(担当理事:株式会社 ユーメディア 今野社長代行で事務局より発表)

社会貢献活動 : 今野社長代行で事務局より発表

《活動テーマ》
➤弱視の生徒さんへの支援として、“ロービジョンの子供たちに読書の楽しさ、読める楽しさを知ってもらいたい”という想いを全国の盲学校・視覚支援学校への『拡大本』寄贈という形でDSFの社会貢献活動として継続すること。
  • 昨年2022年にご協力いただいた企業社数は2社増えて20社でした。
  • 昨年2022年の製作冊数は797冊でした。
  • 全国の盲学校、視覚支援学校からたくさんのお礼状が届いています。
  • 拡大本種は「漢字の本」「English Book」「世界の国旗」の3種。
  • 現在拡大ノートは中断しています。(学校様から要望あり要検討)

 

この活動は企業ブランドイメージ向上としてHPに掲載したり、SDGsアピールにも是非ご活用ください。

 

ご挨拶 青木事務局長

ご挨拶 青木事務局長 以上で各ビジネス研究会の活動計画発表が終わり、その後、DSF事務局長の富士フイルムビジネスイノベーションジャパン GC営業統括 青木統括部長より、市場も従来の環境が戻りつつある中、DSFは26年目のスタートを切りました。今日の分科会で今年の活動の方向性もシェアできたと思います。是非活発な活動を期待します。と述べた後、IGASでの新技術の出展を早期に商品化し皆様に提供していきたいことを告げ、 DSFが良き学びの場であり、会員相互の意見交換の場、そして各会社様のビジネス発展の一翼を担える会としてさらに発展できるよう、事務局としても支援して参りますと挨拶されました。

 

閉会のご挨拶 生島副会長

GC営業統括 青木事務局長 総会の締めくくりとして副会長の株式会社オンデマンド 生島社長からご挨拶をいただきました。
皆様ご苦労様でした。十分に皆様の熱い情熱は伝わりました。今年度の成果をまとめ上げ、会員の皆様の知識と武器になるように今年1年頑張って新しいサービスの創出、創注に繋げていただきたいと思います。ただ、まだ物価高や原材料費の高騰があり、価格に転嫁できず、コロナ感染も収束したわけではありません。この状況を乗り越えるために、私たちは希望を持って明るい材料を探し、次の経営に繋げなければなりません。技術やその活用について研究会などを通じて進化させていただき、高騰した価格もいずれ落ち着くという明るい希望を持ち、明るい経営を皆さんと一緒にやっていきたいと思います。今年1年、頑張って参加していただきたいと思います。ありがとうございました。と括られました。

《リモート参加キャプチャと全体集合写真》
《リモート参加キャプチャ》
《リモート参加キャプチャと全体集合写真》
《全体集合写真》

 

懇親会

総会修了後の懇親会は、今回は銀座の夜景がきれいな会場(ザ・マグナス東京)で行われました。
司会進行は恒例の当日指名で、東洋美術印刷株式会社の根本次長にお願いし、株式会社明光社の矢野社長に乾杯のご発声をお願いしました。歓談が進む中、今回のお話のテーマとして年頭でもあり「今年チャレンジしたいこと」について、皆さんに語っていただきました。皆さんいろいろな具体的チャレンジを考えられており、是非実現いただきたいと思います。株式会社コームラ 鴻村社長の中締めで、今年一年頑張ることを誓い合い、記念の集合写真を撮影したあとお開きとなりました。

 ※ 次回中間発表会(25周年記念講演も同時開催)は2023年7月7日・8日(金・土)新横浜での開催を予定しております。会員の皆様には多数のご参加をお待ちしております。

DSF事務局 / 萬ヶ谷 治
《懇親会司会の白橋昌磨氏と懇親会風景》
《懇親会司会の根本一朗氏と懇親会風景》
《懇親会集合写真》
《懇親会集合写真》
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