研究会の活動

第62号 2023年 DSF 中間発表会 開催

第64号 2024年 DSF 総会 開催

2024年、年始より能登半島地震、また羽田空港での航空機接触事故と 大変な状況で始まった今年ですが、今年も活動のスタートミーティングとなる『2024年DSF総会』が、1月26日(金)、昨年より新たな拠点となった富士フイルムビジネスイノベーション西新宿事業所に於いて開催されました。

会員様リアル27名Zoom34名の出席を得て、富士フイルムビジネスイノベーションジャパン GC営業統括部の不破晶子さんの司会進行で始まりました。

役員交代セレモニー : 握手 役員交代セレモニー : 正面

午前中の理事会に於いて承認された新たな役員の紹介があり、今年から新フォーメーションでスタートすることとなりました。 新役員・理事は以下の通りです。

《新役員・理事・人事》

会長  :今野 均  氏(株式会社ユーメディア)

副会長 :鴻村 健司 氏(株式会社コームラ)

副会長 :笹井 靖夫 氏(共立速記印刷株式会社)

理事  :生島 裕久 氏(株式会社オンデマンド)※会計監査兼務

理事  :山本 久喜 氏(東洋美術印刷株式会社)

理事  :矢野 剛  氏(株式会社明光社)

理事  :木全 俊輔 氏(株式会社三恵社)

理事  :山本堅嗣宣 氏(ヤマゼンコミュニケイションズ株式会社)

※新理事:中條 遥 氏(河北印刷株式会社)

役員交代セレモニー : 生島副会長、今野新会長、白橋会長 役員交代セレモニーが執り行われ、コロナ禍の未曾有の時期を含め大変な時にも拘わらず、DSFを常に前向きに進化させるようリーディングいただいた白橋会長と生島副会長が紹介されました。

白橋会長からは、6年前に会長に就任した時の心境から、新たにバトンを引き継ぐ新会長と会員各位への期待を込めたご挨拶をいただきました。

生島副会長からは、在任中の皆様への感謝と会長を支えてこれた自負を語っていただきました。

会長と副会長には、これまでの功績・功労に対し感謝状と記念品が贈呈されました。 白橋会長には顧問という立場で、また生島副会長は理事として継続いただき、様々な局面でアドバイスをいただくこととなります。 本当に長い間の大役、有難うございました。

続いて新役員からのご挨拶をいただきました。 今野新会長から、今まで培ってきた事業意欲やモチベーション、アイデアや実行力など素晴らしい刺激を何かお役立ちできればと思う。DSFでは参加している一人一人が当事者意識を持って主体的に参加して、自分の仕事に活かしてこそ有益なものになると思いますと述べ、会員の皆様への協力を強く仰ぎました。

 鴻村新副会長 : 挨拶鴻村新副会長からは、長年の在籍期間からいよいよ大役に就任することで、フルデジタルの自社環境・ノウハウが少しでもこの会のお役に立てるよう貢献して行きたいと述べられました。

笹井新副会長 : 挨拶2名の副会長体制で、笹井新副会長からは、DSFは学ぶ機会を凄く与えてくれる場です。その学んだことを自社に如何に活かせるのかが、参加する意義だと思いますと述べ、有意義な会になるよう今野新会長体制を支えたいと抱負を語られました。

 中條新理事 : 挨拶また、今回より新たに理事に就任された中條新理事からは、参加されている皆様の前向きな意見・発言と、会社の中だけでは知りえないことがDSFの中にはたくさん詰まっているという企業間を越えたコミュニケーションが実践されるDSFの魅力を伝えられました。
時代のスピードの半歩先を走り続けられるよう、研究会にもどんどんご参加いただき、実践重視で知恵を出し合い、自ら積極的に動き出して成果を積み重ねていきましょう。

役員交代セレモニーのあと、2024年総会が行なわれました。冒頭、今野新会長より開会のご挨拶を賜りました。

【DSF新会長 ご挨拶】
 ●株式会社 ユーメディア 今野社長

 今野社長 : 挨拶市場はコロナ前の状況に戻ってきましたが、お客様自身がビジネスモデルを変える必然性が出ており、我々の産業にとっての大きなビジネスチャンスです。外部環境が変化する中、DSFの研究会活動も更に充実させるために、当事者意識を持って主体的に参加して、失敗を恐れずに思ったことや感じたことを研究会の中でぶつけて実践し、フィードバックするサイクルを生むことが大事だと思いますので積極的に頑張ってほしいと期待を述べられました。

 

【FB ご挨拶】
 ●FB GC事業本部 木田執行役員

木田 執行役員続いて、富士フイルムビジネスイノベーションより木田役員が登壇し、 白橋会長、生島副会長への労いと新役員への期待を期したあと、富士フイルムが創業90周年を迎え、社会貢献への見直しで「地球上の笑顔の回数を増やしていく」というグループパーパスが制定されたことを報告されました。また、グラフィックコミュニケーション事業に於いてもDSFを通じて笑顔を作るところに繋げていきたいと述べられました。


予算計画について

予算計画 : 今野理事総会議事に入り、2023年の会計報告および2024年の予算計画について、前会計監査担当の今野理事(株式会社ユーメディア 社長)よりご報告いただきました。
2023年の会計収支報告について、収入の部はほぼ計画通りで、支出の部についても各費目毎で若干の前後はありましたが支出合計について、対計画予算内(対計画約31万円のプラス)であり、 2023年の終始の総合計が2,720,535円でこちらが次期繰越となりました。また、周年事業基金口座を新たに開設して200万円をそちらに振替えており、 25周年の記念事業については、予算100万円を計上しましたが、915,650円の支出で周年事業基金の収支の合計は予算残額を含め1,084,350円で次期繰越の金額となります。このほかにも運営補助として、DSFの社会貢献活動に21社の皆様に協力を頂き、製作・印刷・発送について各社にご負担いただいております。またFBJ様からも広報宣伝としてのDSFレポートの制作・印刷あるいはHP更新費用、会場費含めた大会の、設営準備、懇親会補助、業務全般など運営を補助いただいております。以上が会計報告となります。


続いて2024年の予算計画について、収入の部は、年会費収入・賛助会員収入・繰越金の合計として5,419,655円を見込みます。支出については、各研究会の活動費を若干増額し、例年実績に基づいて調整して327万円を計画しておりほぼ昨年通りとなります。よって、2024年の予算計画は、収支総合計として2,149,655円で次期繰り越し金額と計画しております。 その他運営補助について、社会貢献活動への協力支援や運営に関わるサポートとしてFBJ様への継続支援のお願いを述べられ、以上の報告により参加会員の総意を得て承認されました。

続いて今野新会長より2023年の活動報告レビューと2024年の活動計画および活動フォーメーションについてご説明いただきました。 2023年の活動報告レビューについては、レジメの通り各研究会ともに活発な活動を展開され一定の成果に繋がりました。また、25周年記念事業についても、時代に沿った非常に意義のある内容となりました。2024年の活動計画については、下記の通りです。

《2024年活動スケジュール》

新年会 2024年1月 25日(木):(銀座花蝶)

理事会Ⅰ 2024年1月 26日(金):(西新宿開催)

総会 2024年1月 26日(金):(西新宿開催)

各研究会活動 (1回/月)2024年4月(3月)~ 10月  :

中間発表会  2024年7月 5・6日(金・土)  :(場所未定)

理事会Ⅱ  2024年11月 15日(金):(西新宿予定)

全国発表大会 2024年11月 15日(金) :(西新宿予定)

活動フォーメーションについては以下の通りで進めます。

活動新フォーメーション

その後、各ビジネス研究会に分かれて分科会ミーティングを行い、リーダーと担当理事を中心として今年の研究テーマと活動方針、研究内容について議論が交わされました。

《分科会風景》
《分科会風景》

分科会ミーティング終了後、各分科会より今年の活動概要の発表がありました。

各研究会の発表内容

【デジタルマーケティング研究会】
(リーダー:ヤマゼンコミュニケイションズ株式会社 山本社長より発表)

デジタルマーケティング研究会 山本リーダー

■活動テーマ
 ➤デジタルマーケティングの利活用。導入から実践⇒実績へ
 ①CRM・SFA・MAなどの導⼊・活⽤を推進しより多くの実践、データの共有
 ②実践から実績へ明確なKPIの設定と、成功事例の横展開
 ③NFT、メタバースとのデジタルプリントの親和性の研究
 ④配信リスト獲得に向けた施策の研究(SNS、動画など)
 ⑤新たなデジタル市場動向をグリップするための情報共有と学び
 ⑥CRM研究(kintone)
 ⑦生成AI研究
 ⑧GA4研修会
※8月に簡易3DソフトのMatterportなど簡単に3Dが作成できるソフトなどの紹介も予定


【人財育成研究会】
(リーダー:株式会社オーディーピーセンター 林社長より発表)

人材(人財)育成研究会 林リーダ社長

■活動テーマ
 ➤管理職としてのリーダーシップの育成
 ~リーダーシップの基本的考え方と自身のスタイルを知り、気づき、変わることを目指す~

■目指すべきゴール(基本的な考え方)
 *リーダーシップスタイル・・・影響力・指導力を育む
 *アカウンタビリティマネジメント・・・主体的に動く
 *アサーティブコミュニケーション・・・爽やかに自己主張する
※最終10月には今年も経営者層にご参加いただき、各社にフィードバックします。
※今年から担当理事に東洋美術印刷の山本社長に加え、河北印刷の中條社長が加わることになりました。


【DX研究会】
(リーダー:株式会社オーディーピーセンター 林会長より発表)

DX研究会 中條社長

■活動テーマ
 ➤生産領域のDXを実現し、より生産性の高いワークフローを 構築していく

■目指すべきゴール
 *変革を進め、業務の見える化、効率化、ヒューマンエラーの抑制を実践し、定量化したゴールを目指す
 *各社の課題解決における取り組みなど良い事例を自社に取り込み実践していく
 *Kintone・Notion・iAutolay・FFCoreやAI・RPAを使った実践例を共有していく
 *工場見学を実施し、現場間の交流を促す
 *FreeFlowCoreと新商品Revoria XMF PressReadyの情報共有
 *DX関連の展示会見学を実施し、最新情報を収集する
※4月25日に第1回としてJapanITweek(東京ビックサイト)見学予定(AI業務自動化展、IOCソリューション展)


【ODPグラフィック研究会】
(リーダー:東洋美術印刷株式会社 根本次長より発表)

ODPグラフィック研究会 根本リーダー

■活動テーマ
  ➤①POD印刷機(Revoria Press 1120)の技術本をつくる(デザイナー/生産側向け)
  ➤②売れる商材、仕組みづくり

■目指すべきゴール
 *デジタル印刷機で何ができるのか広く認知してもらう為の技術本の制作
  ・ODPグラフィック研究会 発行 ex.)プリントの星
 *デザインを型にあわせる・圧着トナー・特殊トナー商材開発
  ・ゼロからでなく世の中の成功事例を研究し展開する
  ・研究会内で3チームつくって1年かけて販売モデルと商材をUPする
※今年から三恵社の木全社長に理事をご担当頂きます
※成果を求めて有意義な研究会としたい


【経営者の会】
(担当理事:株式会社 明光社 矢野社長より発表)

経営者の会 矢野担当理事

➤新たに担当理事となられた矢野社長からは、地域の枠を越え、会員間の企業の枠をこえてPOD業界のリーダーとしてのコミュニティーDSFは、最新の技術、サービス、市場の動向をシェアして、新たなビジネスモデルを創出し、それぞれの企業が発展していく素晴らしい会です。その中で、経営者の会としては実務と言う視点でなく、サービス、マーケットの時代時代における大きな潮流を感じながら、経営の方向性に生かしていく会にして行きたい。経営者に向けた素晴らしいテーマ、有益な話を提供して行きたいと思います。Future Edgeの見学や他の研究会との連携も想定しており、経営者の会という名称ではありますが、経営者だけではなく、メンバーの皆さんの参加を歓迎したいと述べられました。


【社会貢献活動】
(担当理事:株式会社 オンデマンド 生島社長より発表)

社会貢献活動 生島社長

➤今年から新たに担当理事に戻られたオンデマンドの生島社長からは、この活動はDSFの存在価値を高める活動であり、今年も継続します。
・昨年2023年にご協力いただいた企業社数は21社でした。
・昨年2023年の製作冊数は704冊でした。
・全国の盲学校、視覚支援学校からたくさんのお礼状が届いています。
・拡大本種は「漢字の本」「English Book」「世界の国旗」の3種。
・今年も拡大ノートは中止します。
今年も是非ご協力よろしくお願いします。
と、会員の皆さんに協力要請を仰ぎました。


【DSF事務局長挨拶】
 FB GC事業本部国内営業企画部 青木部長

FB GC事業本部国内営業企画部 青木部長
                        以上で各ビジネス研究会の活動計画発表が終わり、その後、DSF事務局長の富士フイルムビジネスイノベーションGC事業本部 国内営業企画の青木部長より、白橋会長、生島副会長へのお礼を述べられたあと、富士フイルム創業90周年のグループパーパス制定の詳細を話されました。また、今野会長、鴻村副会長、笹井副会長の新体制の元、DSFがさらにパワーアップして行けるように事務局も支援していきたいとご挨拶されました。


【総括と閉会のご挨拶】
 DSF副会長 共立速記印刷株式会社 笹井社長

DSF副会長 共立速記印刷株式会社 笹井社長総会の締めくくりとして副会長の共立速記印刷の笹井社長からご挨拶をいただきました。改めて、DSFの目的・意義・DSFが求めるものを再認識してのスタートミーティングとなったこと、会員誰でも参加できることを踏まえ、参加している人皆が当事者意識を持って、会全体を盛り上げていけるDSFにしていきましょうと、士気を高めて括られました。


リモート参加キャプチャ 27年目のDSFスタートとなります。今年の活動の方向性もシェアできた中、昨年を超える活発な活動を期待します。皆さんよろしくお願いします。


懇親会 : 乾杯
《全体集合写真》


懇親会

懇親会風景 総会修了後の懇親会は、新宿三井ビル54Fの夜景がきれいな会場(新宿三井クラブ)で行われました。
司会進行は恒例の当日指名で、株式会社白橋の小川さんにお願いし、株式会社オンデマンドの生島社長に乾杯のご発声をお願いしました。歓談が進む中、今回のお話のテーマは「あなたがリスペクトしている人」について、皆さんに語っていただきました。 お酒と料理とお話が進む中、楽しい時間はすぐに過ぎ、株式会社明光社 矢野社長の中締めで、今年一年頑張ることを誓い合い、記念の集合写真を撮影したあとお開きとなりました。

※ 次回中間発表会は2024年7月5日・6日(金・土)での開催を予定しております。会員の皆様には多数のご参加をお待ちしております

DSF事務局/萬ヶ谷 治

懇親会 : 乾杯ご発声
《乾杯ご発声》

懇親会 : 中締め
《中締め》

懇親会集合写真
《懇親会集合写真》

 

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